富野アニメの食事の変遷~やっと美味しそうな食事が出てきたGレコ [富野監督関係]
どうも。
このブログではあまりキャプチャを貼ることはしないのですが、今回は内容上やむを得ぬ。ふんだんにキャプチャを貼っての記事となります。
ちなみに面倒な奴現れたら面倒なんで書いておくけれど、旨そう・まずそうは勿論ぼくの主観だからね。ではよろしくお願いします。
アニメでは色々と印象深い料理が出てきます。
ハイジの食事とか、料理ではなくて食材だけれどキャベツとか…
いまだに「アニメのあの肉」を言うおっさんって鬱陶しくない? ぼくもおっさんだけれど。
富野ガンダムにおける料理がうまくなさそうと喝破したのは、確か長嶋有さんだったと記憶しています。
ぼくが富野アニメで「食事」と言えば・真っ先に思い浮かぶのは、『ガンダム』における例の爺さんが子どもの食事を盗むシーンと、
『イデオン 発動篇』のデク「死ぬかもしれないのに、なんで食べてんだろ? 俺」ですね。
まあ、美味しそうじゃないよね…
ちなみに上のパンを盗むシーン、皿が空になっているはずなのに、次のカットではパンが現れている。
爺さんがアムロをからかっただけだったりして(笑)。いや冗談です。作画ミスだよね。
このシーンでは一般人の食事とは違い、アムロにはパイロット用の食事が支給されているわけですが、それが下の画像です。
うん、まずそうだね。なんだ、この茶色のものと・海苔っぽいものは。
つまりは優遇されているパイロットでさえ、「この程度」しか支給されていない食糧事情ってことですよね。
ぼくは、富野監督は「食事の描写には興味がない」と思っている(た)けれど、それとは別に「まずそう」なことには作劇上の理由があるんですよね。
『ガンダム』で、不足している食料の描写というと、下のシーンもありますね。
アムロはバーのような場所にも関わらず、硬いパンと水を食べています。
安っぽい食事に、視聴者は「金がないのかな?」とも思うわけですが。
この後に「旨いもの」をリクエストするランバ・ラル一行→しかしマスターは食材があまりないことを話す。これにより、地球の・少なくともこの地域では、食料が不足していることを視聴者は理解するわけです。
さて現在のアニメなら、戦闘時の食事というと・早急に栄養がとれるゼリー飲料のような描写になると思いますが、『ガンダム』『イデオン』の時代ではパンが多いですね。
中の具材はなんだろう…
食事じゃないけれど、『イデオン』にはこんな飲み物も出てきます。
コーヒーじゃない、ワインだよ(笑)。
これはぼくの大好きな、ギジェとシェリルがワインを飲む・退廃感溢れるシーンなんだけれど、このまずそうなワインで、そしてワイングラスではなく普通のコップだから良いんですよ。
このコップでまずそうなワインだからこそ、このシーンを引き立てるんです。断言。
さて爬虫類を食うような『ザブングル』や、『ダンバイン』『エルガイム』をジャンプして、『Z』に行きましょう。
見てください。
上のお子様ランチは、設定上の都合じゃなくて、単なる作画の問題だよな? これも食糧不足云々を考えるべき?
チェーミンがご不満そうな顔をしているのは気のせいだろうか…
ぼくが、富野が食事(描写)に興味が無いと思っていたのはここら辺なんだよね。
勿論TVシリーズと映画の違いはあるけれど、宮崎作品ってパンに目玉焼きを乗っけただけでも、インスタントラーメンでもすごく旨そうでしょ?
富野作品の食事って、まずいべき食事はまずそうで、そして旨いはずの料理もまずそうなんだよね。
あ、下のソフトクリームは普通だけれど。良かったね、サラ。カミーユ、貧しい青春って言うな!
それにまあ、ガンダムシリーズなんかはともかく、例えば『ダンバイン』で、異世界に来たのにショウはおにぎりも味噌汁も懐かしがったりしないでしょ。
食なんて、地上界とバイストン・ウェルの違いを表すのにうってつけの要素のはずなのに、そこはスルーなんだよね。
だから富野は食に興味ないと思っていたわけだけれども。
ソフトクリームと言えば、『Vガンダム』ではパフェが出てきます。
12話「ギロチンを粉砕せよ」ですね。ファラにご馳走してもらうスージィ。
この回は他にも食事シーンがあります。
またサンドイッチ食ってやがる。
スージィのパフェは美味しそうだけれど、この肉はなあ…
さてそんな富野アニメですが、『ブレンパワード』でついに、美味しそうな料理…じゃない、食材が登場しました。
そう、トマトです。
何回か出てくるけれど、最終回から。
『ブレンパワード』には「豚汁」なんかも出てくるんだけれど、それはセリフだけで実際に画面には出てこないんですよね。そこも(以下略)。
次は『キングゲイナー』での食事シーン…なんだけれど、この時かなあ。
漫画版『キングゲイナー』の巻末で、ロケハン時のエピソードと絡めて富野が「本場のボルシチは味が違う」と言っていた、みたいなエピソードが出るんだよね。
それを読んでぼくは、「え、食に興味あるの?」と思ったのですが。
実際に劇中にボルシチが登場するシーンがこれです。
ボルシチ映ってない!
いや、分かるよ。吹雪いている外なんだから。魔法瓶的なものに入れるのは。
でもぼくは、こういうところに「興味のなさ」を感じるんですよ。
だから、ゲイナーとアデット先生(この時はまだ先生じゃないけれど)がワインで乾杯するシーンでも、テーブルに乗っているのはパンとスープなんですよ。
パン! パン! パン! あんたパンしかないのかよ!(『愛・おぼえていますか』における輝の「任務!(以下略)」のトーンでお読みください)。
まあエクソダスを目論んでいてそんなに食料もないだろうからね(実際この乾杯直後に薬が無い話題になる)、美女とワインを乾杯してもいきなりスープとパンなのかしら。
雄山先生なら席を立って帰るところではないでしょうか。
ついでに1話目、牢屋でゲイナーが食っているパン。『ガンダム』時代よりは旨そうだ。
しかし些細なシーンですが、『キングゲイナー』でも美味しそうな食事…いやお菓子が出てきます。
アナ姫様が落として、リンス・リンナ・リンクが群がるウエハース。
画像特に悪くてすみません…なぜかキャプできなかった。
これは美味しく感じるのは絵の力ではなくて、「リンクスがすぐ食べる」から「美味しいものなんだ」と理解できるわけですね。
次。『∀』。パン。
で、『Gレコ』ですよ。Gレコの食事シーンと言えばこれ
パ、パン以外にオードブルもある…!
じゃなくて、
いや、これも美味しそうだけれど。魚の頭はいらないが…船盛り=日本人センスか?
やっぱりこれですよ。
コロッケ…かな?
よく分かんらないけれど・よく分からないのにこれは美味しそう。
絵だけでも美味しそうだが、
ベル「そんなに食べていいのか?」
ノレド「ここの油良いもの」
ってセリフがあるんですよね。
つまり「食用油が良質ではない地域もある」ことを明示しつつ、「海賊・及びそのバックは食料豊富(かもしれない)」ことを匂わせつつ、料理を引き立てるセリフにもなっている、と。
食事にもやっと富野作品らしいスキルが出た1シーンだと思いません?
ガツガツ食うシーンでは、「ルパン・次元のパスタの奪い合い」や「ドーラ一家の食事」など素晴らしい宮崎アニメのワンシーンがあるので、違うパターンでね。
また「旨そうな食事」を富野アニメでみたいな。いや、真っ向勝負でガツガツ食うシーンでもいいけれども。
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