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昨年の映画観賞歴 [その他]

 昨年の1月下旬に、「今年の目標は映画をたくさん見ること」と、決めた。
 やはり基本は、映画館で見ること。また、以下のような制限を設けた。

 1、仕事が休みの日は、家族との時間を最優先にしたいので、映画を見に行ったりはしない。

 2、見た本数を稼ぐために、興味のない映画を見るようなことはしない。

 私は札幌在住で、制限2を守った結果、蠍座で見た本数が一番多くなった。
 これは、映画の趣向の問題。蠍座は、働く身にとっては上映時間スケジュールが厳しいのだが、スタッフがほぼ1人のようだから、仕方がない。

 結局、今年映画館で見た映画は47本。
 案外少ないが、制限1を遵守すれば、働く身にとっては、このくらいが上限ではあるまいか。

 「芸術の秋」というのは本当のようで、10月に一番多く見た。
 その代わり11月下旬から12月は仕事が忙しく、映画を1本も見れなかった。なにしろ、有馬記念の馬券さえ買えないほど、忙しかったのだ。

 そのせいで、年末に上映された映画は、見たかったものも足を運べなかった。
 『赤い風船/白い馬』『櫻の園』、蠍座で絶対見ようと思っていた『イースタン・プロミス』などである。

 では、47本のタイトルを全て書く。古い作品が多いのも、趣味ですな。


 『リトル・チルドレン』

 『レイジング・ブル』

 『アニー・ホール』
 中学生の頃、つまり20年ほど前にビデオで見た時は、まったく面白いと思わなかった。
 今回、スクリーンで改めて見ると、素直に笑えた。
 冒頭、ウディ・アレンとダイアン・キートンが「5分遅れても見る、見ない」で揉めている映画は、ベルイマンの映画だと思うんだが、タイトルは何だったのかなあ。

 『アース』

 『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』

 『パンズ・ラビリンス』

 『めし』
 『晩菊』
 『浮雲』(以上、成瀬)
 『張込み』(野村芳太郎)
 この4本は、札幌シネマフロンティアの5周年記念「甦る名匠と日本の駅」でリバイバル上映されたもの。
 この記念上映では、他にも小津の『東京物語』『麦秋』『早春』『東京暮色』『彼岸花』、成瀬の『乱れる』、野村の『ゼロの焦点』『事件』が上映される豪華ラインナップだった。
 ただ1作品1日のみの上映だったので、全部見るのは社会人では不可能だったのでは。
 蛇足だが、『晩菊』は小林信彦さんが著書『ぼくが選んだ洋画・邦画ベスト200』の中で、「佳作ぞろいの成瀬作品群の中で、上映される機会のすくないこの作を推したい」と評している作品。テーマが「駅」という縛りがあったとはいえ、『晩菊』をチョイスしたシネマフロンティアには感謝。
 『浮雲』は、見終わった直後は拍子抜けだったが、後からじわじわと「効いてくる」。わずかな期間の良い思い出だけを糧に、その後の悲惨な人生を生きていく展開が胸に残る。

 『マイ・ブルーベリー・ナイツ』
 凝った画作りやカメラワークが鼻についたが、いい映画。

 『犬の生活』『キッド』『担へ銃』『ライムライト』
 全てチャップリン。『キッド』は、決してハッピーエンドではない。

 『アガサ・クリスティー ゼロ時間の謎』
 なかなか事件は起きずに話が進む、贅沢な展開。視聴者の興味を引くため、開始後15分までには殺人事件を起こすテレビの2時間ドラマでは考えられない。

 『いのちの食べかた』

 『実録連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』
 この映画については、すでに書いた。http://tominotoka.blog.so-net.ne.jp/2008-05-29

 『ノーカントリー』
 上記の『いのちの食べかた』で、どうやって牛を殺しているのか分からなかったのだが、この映画で判明する。

 『暗殺リトビネンコ事件(ケース)』
 この映画で描かれていたことを、後日「報道ステーション」がやっていた。

 『最高の人生の見つけ方』
 ロブ・ライナーは、良くも悪くも優等生。

 『泥の河』

 『愛の予感』
 邦画。同じシーンが、少しずつ変化しつつも、延々と繰り返される。

 『フローズン・タイム』

 『愛と希望の街』
 大島渚。もしリアルタイムで見ていたら、新しい才能の出現に興奮しただろう。

 『ナルニア国物語第2章:カスピアン王子の角笛』

 『GHOST IN THE SHELL攻殻機動隊2.0』

 『おいしいコーヒーの真実』

 『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』

 『スカイ・クロラ』

 『TOKYO!』

 『ミスト』

 『青春の殺人者』
 母親役の市原悦子が、息子の水谷豊に迫るシーンが強烈。

 『イントゥザワイルド』

 『哀愁』

 『非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎』

 『ゲットスマート』

 『崖の上のポニョ』

 『雨月物語』
 『近松物語』
 『山椒大夫』
 『西鶴一代女』(以上、溝口)

 『ホット・ファズ 俺たちスパーポリスメン!』

 『4ヶ月、3週と2日』

 『パリ、恋人たちの2日間』

 『霧の中の風景』
 『ミツバチのささやき』
 リバイバル上映で見たが、ぼくの趣味には合わず。
 

 
 
 ついでに、テレビ放映・DVDで、家庭で見た映画も列記する。
 上記の映画館で見たタイトルにも言えることだが、むろん、全てが初見というわけではない。

 『ホテルルワンダ』

 『赤毛』(岡本喜八監督)
 乙羽信子の演技、鬼気迫るものがあった。

 『ワイルド・バンチ』

 『ガス塔』

 『スコルピオンの恋まじない』(ウディ・アレン)

 『ある結婚の風景』
 ベルイマン。結婚間近のカップルは見るべからず。

 『スティング』

 短編『チャップリンのスケート』『チャップリンの番頭』『チャップリンの伯爵』『チャップリンの船のり生活』

 『勇気ある追跡』

 『眺めのいい部屋』

 『目かくし』
 クラウディア・カルディナーレ主演というだけで見る。前半・後半でタッチがまるで違う。

 『叫びとささやき』(ベルイマン)

 『斬る』(岡本喜八監督)

 『ルートヴィヒ』
 ビスコンティ。美しいセットに圧倒。

 『鉄人28号 白昼の残月』

 『大菩薩峠』(岡本喜八監督)

 『鰯雲』(成瀬)

 『ワン・ツー・スリー ラブ・ハント作戦』(ワイルダー)

 『フェリーニのローマ』

 『東京オリンピック』

 『あらくれ』(成瀬)
 伏線の張り方、人物造形、感心するばかり。脱帽。

 『サーカスの世界』

 『水の中のナイフ』

 『パン・タデウシュ物語』

 『あにいもうと』(成瀬)

 『オリバー!』

 『大理石の男』

 『崖』(フェリーニ)

 『ドキュメント太陽の牙ダクラム』
 テレビは全部見ているが、映画版は初見だった。

 『櫻の園』(90年版)
 良い映画。冒頭に出てくるタバコが、ヒッチコックいうところのマクガフィンとして抜群に機能している。

 『郵便配達は二度ベルを鳴らす』(ビスコンティ版)

 『パンダコパンダ』
 『パンダコパンダ 雨ふりサーカス』

 『情婦』
 あまりに面白くて、2回たて続けに見た。

 『捜索者』


 以上です。
 映画の話をあと2回続けて、アニメの話に戻ります。
 アニメの話は、ナイトセイバーズの話をするつもりです。勝手に、使命感すら覚えております。

 ではまた、お付き合い下さい。 


 

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