『ACE2』の予約特典DVDでの富野インタビュー [富野監督関係]
来て頂いている方に申し訳ないので、更新しよう。
今回も話題をパラパラといくつか。
まず、パチンコで「マジンガーZ対グレートマジンガー」が出ますな。
店頭に並ぶ日はまだ未定みたいだけど。
今からもう何年前だ? 確かトンデモ本系で誰かが…ごめんね、あやふやな文章で。
で、本で誰かが「これからオタク向けのパチンコ機種がたくさん出る」って予想してたけど、その通りになりましたな。
今じゃパチンコ屋にはアニメの台が溢れております。
『エヴァ』や『ヤマト』のようなビッグタイトルから、最近じゃええと、なんだ。『エースをねらえ』とか『がきデカ』か。
ずっと前には、どこをターゲットにしているのか分からない『ダーティペア』もあったなあ。
70~80年代のアニメブームに立ち会った世代は、現在30歳代40歳代であり、こいつら(俺含む)を狙ったオタク商品はどんどん出ている。
おそらく今後も出続ける。
オタクは色々なところに侵食・拡大しているのであります。アニメをモチーフにしたパチンコ台もその一種なんだろう。
そんなかつてのオタクえっ30過ぎて子どももいるのにまだアニメとか言ってんの? 的な人向けのアイテムをもう1つ紹介。
http://park22.wakwak.com/~fujinoi/
うわあああ。響子さんの日本酒である。しかも6千円。
まあまあいい値段。
俺はアルコール大好き酒飲み、腹はまだ30代前半なのにビール腹、特に日本酒が最もフェイバリットなのである。
そして『めぞん一刻』直撃世代であり、音無響子さん旧姓千草響子さん現在五代響子さんと言えばアナタ、恥ずかしながら中学時代の俺が最も愛していた女性なのである。
3次元の女性より2次元、立体より平面、それもこれも響子さんに遠因を求めることができるのである。
この酒、限定商品なのにまだ買えるようなので、売れ行きは今ひとつなのかな。
確かに、日本酒好きで響子さん好きの、まさにこの商品を買うために産まれてきた、俺はこの汚い世界に何故生れ落ちたんだ! それは『めぞん一刻』の日本酒を買うために生まれてきたんですよ、的なまさにバッチリのターゲットである俺でさえ、買うのためらうもんなー。
この約6千円のうち、何%が高橋留美子と小学館にチャリンチャリンと落ちるのでしょうか。
えーと、他にも書きたいことが色々あったんだよなー。
あ、あのー。おしゃぶりを毎日15時間して、子どもの顎が変形したってメーカーを訴えた女性ね。うひひひ。ふふふ。あーはっはっはっは。
そらメーカー悪いね。多分。うひょひょひょ。どこにでも面白い人はいますな。
マックを1日3食1ヵ月間食べ続けた映画『スーパーサイズ・ミー』を見るまでもなく、何でもやり過ぎは体に良くないのです。
さて最後に前振りもう1つ。えっここまで前振り? 長っ。だってまだ富野関係の話してないじゃん。
ラジオ番組『伊集院光 日曜日の秘密基地』がギャラクシー賞を受賞した。
ギャラクシー賞ってのはTV・ラジオを対象にしたなかなか権威ある賞だと思ってください。
この番組、札幌では聞けないんだけど(TBS受信できない)、伊集院ファンの俺としては、色々楽しみですなー。
まあ伊集院ファンっていうと、大概の人は「えっ。TVでそつないコメントをしている豚のどこがいいの?」って話になるだろうが、TVは偽りの顔、伊集院(愛情を込めて以下、奴と記す)の本領はラジオで発揮される。
ラジオでの奴は大衆嫌い権威嫌い自分嫌いと、幾重にもねじれた本性全開で、さらに卓越した言葉のセンスでリスナーを爆笑の渦に巻き込むのである。
奴の言葉に対する才能は抜群で、昔で言えば「おロープ頂戴でスメル飯を食うことに」「(プロゴルファーの横峰)さくらのお父さんのマル郎がね」など、頭にこびりついて使いたくなる名言がたくさん出てくる。
俺が考えるに奴は憑依系の天才であり、いつものラジオブースに入った途端、スイッチが変わるのだと思う。
外に出ての録音や、通常とは違う慣れないスタジオから放送した時は、いつものような狂笑を誘えないからである。
で、奴は3年前にも同賞のDJパーソナリティー賞を受賞している。
先述したように、奴は大衆嫌い権威嫌い自分嫌いなので、この時は授賞式に出ないとだだをこね、最終的にはおむつを着けてお漏らしをしながら授賞式に出て、その模様を後日ラジオで紹介した。
同賞のプレゼンターだった長野智子さんは、そのラジオ放送を聞いていて、自分と同じ舞台に立っていたデブがまさに小便を漏らしながらステージに立っていたと知った。
長野さんはそのことをコラムで好意的(?)に書き、俺は長野さんにまで好感を持ってしまったわけだ。
今回はどうするんだろ、授賞式。出るのかな。
さて本題である。
今日の富野関係はゲーム『ACE2』の予約特典DVDの話です。知人からDVDを頂きました。ありがとうございます。
まず富野以外で言うと、愛内里菜のインタビュー笑えるね。小学生が読書感想文を読んでいるみたい。
まあ実際、それに近いものなんだろう。よく読めまちたねー。イラネ。
あと、高橋良輔氏の「(いろんな作品を流用して新しい作品を作ってしまうのは)ずるい」ってのは、クリエイターの本音だろうな。
高橋氏、今月16日には新作『FLAG』がネット配信開始、しかも今秋には時代劇アニメもやるようですね。
河森氏の「マクロスでは、ガンダムでやっていたことは一切やらないようにした」旨の発言も興味深かった。
で、肝心の富野は、まあ自作の説明については、いつも通り。ロボットパッケージ論の話。
『エルガイム』の説明では永野護氏の名前が出てきて、まあ当然っちゃ当然なんだけど。エルガイムで特筆すべき点は永野の存在しかないので。
しかしエルガイムのみならず、『ブレンパワード』でも永野の名前を出して、ブレンのデザインを「シンプルイズベスト」と褒めていたのは、初めて見聞した気がする。ちょっと意外。
ブレンの扱いについては、その操縦法の変遷を見ても明らかな通り、富野自身も最初は掴みかねていたと思う。でもデザインには満足してたってことか。
さて、このインタビューの白眉はその後半。ゲームについて語り始めるところから。
このDVDがゲームの予約特典だっつーのに、「ゲームは博打といっしょ」「(人間の弱いところにつけ込んで、中毒性のある)ゲームを作る業界の人は許せない」「金になればなんでもいいのか」など、放言三昧。
久々に富野節を堪能した。まあゲームと博打の類似性については、慧眼だと思うけどね。
あと富野の力説には、お馴染みのオーバーアクションも付随していたので、富野が自分の胸を叩くたびにマイクノイズが入るのが気になった。
つーか、「少しは気にしろよ」と思った。
そんな訳で、前半は詰まらず、後半になって盛り上がるインタビューでした。
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