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20年ぶりくらいにVガンダムの『いつかまた生まれた時のために』を聞こうとしたら、イントロだけで(何故か)泣きそうになった




 どうも。
 最近ネットにアップされた、「日本アニメ界の半世紀 『ガンダム』安彦良和が語る、アニメの未来」って記事。

 『ハイジ』と『母をたずねて三千里』はクオリティーがすごい、という安彦さんに対して、「クオリティーが違うというのは、画質のことですか」というインタビュアーの質問には度肝を抜かれたが。まじかよ。この記者さん、例の片渕監督のインタビューと同じ人でしょ。

 それと途中で入っている、「リミテッドとフル・アニメーション」の説明ね。
 「フル・アニメーションは、1秒間24枚の画を使う」も引っかかるだけれど(12枚もだよね?)、「リミテッドは1秒8枚の画で表現する」のみなのは、どうなんですかね。

 いや、これは。この記事だけがどうこうじゃなく、ネットで検索すると・こう説明しているところが多いんですよね。

 でもリミテッドって、例えばモブは全く動かないとか、口だけ動いているとか、それらも含めているんじゃないのかな。
 ぼくみたいなクソ素人おじさんではなく、だれか権威が説明してほしい。

 ま、ネット探すと、ぼくが望む解説をしている業界の方も見つけられるけれど。


 それともう1つ。
 前に当ブログでも紹介した(春日さんの「『ガンダム』は立派な剣劇アクションだ!」を聞いて、『Gレコ』のデレンセン撃墜シーンを思い出す)、富野監督へのインタビューが載っている・春日太一さんの本が発売されましたね。


時代劇入門 (角川新書)

時代劇入門 (角川新書)

  • 作者: 春日 太一
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2020/03/07
  • メディア: 新書



 帯にもしっかりと「富野由悠季監督が語るチャンバラ演出の極意」とありますね。
 これは読まねば。


 さて本題。
 前回、「Amazon会員なら聞き放題。PrimeMusicで聞けるガンダム音楽135曲を、作品別にまとめた。」という記事を書きまして。

 ぼく自身もそのリストから、色々再生して聞いていたんですよ。
 「サイレント・ヴォイスはやっぱり良いなー」とか、「TV版のORIGIN(見てない・興味ない)では、BEYOND THE TIMEをLUNA SEAが歌っているのか」とか思いながら。

 で、『いつかまた生まれた時のために』も聞こうと。当時この歌が好きで、収録されているCD「機動戦士Vガンダム・SCORE II」も買ったのですが。


機動戦士Vガンダム SCORE 2

機動戦士Vガンダム SCORE 2

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 1999/03/05
  • メディア: CD



 もう20年くらい? 聞いてなかったんですよ。
 

 で、イントロが流れ始めて。

 そしたらさー。自分でもビックリすることが起きまして。

 涙腺が刺激されたんですよ。仕事しながら…原稿書きながら、イヤホンで聞いていたんですけれど。

 涙こぼれる、まではいきませんでしたけれど。あれっ、やばい、泣きそう。くらいには、涙腺を刺激されて。

 どうしたんだ俺は。まだ宇宙の散骨シーンも思い出す前ですよ。なんか反射的に、涙がにじんできた。


 メロディーもいいし、また歌詞がなー。


いつかまた生まれた時のために

いつかまた生まれた時のために

  • 出版社/メーカー: SUNRISE Music Label
  • 発売日: 2019/09/02
  • メディア: MP3 ダウンロード




 「この歌って作詞、富野監督だっけ? 当時、精神的に絶不調だった富野監督が、こんな優しい歌詞を……」

 と思って調べたら、作詞「小峰公子 井荻麟」。
 そうだそうだ、富野監督が作詞した曲の中で、唯一連名の後ろにクレジットされている曲だったんだ。

 で、この小峰公子さんってどんな方なんだろうと調べたら。

 小峰さん=『いつかまた生まれた時のために』を歌っているKARAKのボーカル、しかもZABADAKのメンバーだったのか!

 知っている人には、今更……って感じだろうけれども。無知ですみません。

 そんなわけで、今回の記事をツイートした際に出る「ツイッターカード」は、家にあったZABADAKのベストアルバム「Decade」と、「機動戦士Vガンダム・SCORE II」を重ねたものにする。


いつかまた.JPG


 さてこの歌詞、小峰さんの名前が先に来ているので、作詞の大きな部分は小峰さんが担当している、と考えた方が妥当でしょう。

 おそらく詞先だと思うけれど(『月の繭』のように曲先の可能性もなくはないけれど)、富野監督の歌詞をメロディーに合わせるのに大幅に変えたか、それとも小峰さんの歌詞に、作品のイメージを付加するために富野監督がちょっとだけ手を加えたか。

 それか、いくつかのフレーズだけ富野監督が提示したとか。

 どちらにしろ、メインは小峰さんなんだろうな…と思いつつ、小峰さんはツイッターをなさっているので、何か呟いていないか、過去のツイートを掘ってみたら。


 「歌詞も素敵だ」というファンからのリプに、「メルシー,いい詩だろう?」と答えていらっしゃるので。

 手直ししたくらいなら、この返事にはならないと思うので、やはり大部分は小峰さんのお仕事なのだろう。

 ちなみに過去ツイにはあと2つ、面白いことがあって。

 1つは、発売から10年以上経って、歌詞の誤植を発見したというもの。


 実はこれ、「機動戦士Vガンダム・SCORE II」のライナーだけではなく、ネット上の歌詞サービスでもみんな、間違えている(当然だけれど、やっぱり歌詞サービスってライナーを参考にしているんだな)。

 これは、どこでもいいから……例えばこちらの歌詞サービスサイトを見たら、好きな方ならイッパツで分かると思います。

 曲では思いっきり・ちゃんと・ハッキリと、「た」と歌っているので。


 もう1つ、引っかかったツイート。

 小峰さんご自身が、上記の誤植の正解をツイートしていらっしゃるのですが、その中で「菅野よう子ちゃんと溝口さんとkarakでやったのを思い出しまして」とツイートなさっているんですよ。


 うん?

 このブログの読者さんには説明不要だろうが、菅野さんと言えば・富野作品では『ブレンパワード』『∀』で有名な方。

 
 でもその遥か前に、ミュージシャンとして『V』に参加していたの?
 と思って「機動戦士Vガンダム・SCORE II」のライナー見てみたら、キーボードで参加していた…(ツイートにある「溝口さん」はおそらく、菅野さんのパートナーだった溝口肇さんのことだと思うが、溝口さんの名前は無し)

 
 そうか、菅野さんはブレン前から、富野作品に関わっていたんだ、とぼくにとっては新たな発見もあったところで。
 はじめに戻り。


 なんで俺、『いつかまた生まれた時のために』のイントロだけで、涙腺刺激されたんだろうな?

 当時、いわゆるモラトリアム時代だったからかな(今も社会に積極的に参加している、とは言えないが)。

 イントロを聞いた瞬間に、戻らない時代への憧憬がうんたらかんたらとか? 知らんけれど。当時になんか戻りたくもないけれど。別に今も良くないけれど。

 ※この記事、深夜に書き上げたんだけれど。朝になって『ブレンパワード スパイラルブック』読み返してみたら、菅野さんが・Vガンダムのアルバムにピアノで参加してて、ワルシャワを富野監督と歩いたとか、普通に答えていたわ。
 全く忘れていた……





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