富野監督は今までどのような本の帯コメントを書いてきたのか【追加補強版】 [富野監督関係]
仕入れが必要な外食産業ほどじゃないけれど、新型コロナウイルスによる仕事減・まじできついな…ライター仕事ください。
さて、かつてこのブログで「富野監督は今までどんな本の帯コメントを書いてきたのか。」って記事を書いたんだけれど、それから1年半経って増えたし、かつての記事はその他の情報もタラタラと書いたので、今回は情報のみを簡潔に列挙します。
年代順。たぶん、このくらいじゃないような気が…
池田貴族著『G‐1 GRAND PRIX―最強モビルスーツ決定バトル』
富野監督コメント「貴族の降霊術がここに真の対決を可能にした。笑え! 怒れ! その情念がバトルフィールドを炎に染める!!
大林太良 伊藤清司 吉田敦彦 松村一男編 『世界神話事典』
富野監督コメント「この一冊、人の心性の核を総覧する」
唐沢なをき『犬ガンダム (宇宙編)』
犬ガンダム (宇宙編) (角川コミックス・エース (KCA154-2))
- 作者: 唐沢 なをき
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/04/26
- メディア: コミック
富野監督コメント「『舐めろ!尻を』という本音はいい。こちらが描きたかったことをテッテイ的にあてこすられているのが気持ちがいい。ああ、私は変態です。」
石垣純哉『石垣純哉 仕事集~ROBOの石~』
富野監督コメント「クリエイターが生真面目でどうする!? しかしっ、石垣はそれでもここまで出来た。それは凄いぞ! 石垣! マジでいい! ガンダムの富野由悠季」(ブログ主注・これだけ名前も富野監督のコメントっぽいので、引用します)
亀井敬史著『平和のエネルギートリウム原子力II 世界は“トリウム”とどう付き合っているか?』
平和のエネルギートリウム原子力II 世界は“トリウム”とどう付き合っているか?
- 作者: 亀井敬史
- 出版社/メーカー: 雅粒社
- 発売日: 2011/10/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
富野監督コメント「フクシマまでの原発は軍事優先の思想、つまりオールドタイプの発想のものです。トリウム型は完璧といえないまでも、自然再生エネルギーの実用化までをつなぐ技術としては必須のものと信じます。」
blacksheepのCD『+ -Beast-』
富野監督コメント「メビウスの迷宮を突破するのは、これを聴いてしまった君に課せられた宿命かもしれない。 ここのサキソフォンはそれを要求し、ピアノやトランペットやチェロが黒羊たちを撹乱しようと欲望する……その映像を海のような音節のなかに語りかけるのだ。」
落合陽一著『魔法の世紀』
富野監督コメント「現代の魔法使いの杖が古典に内在するアートを掘り起こし、新しい世界への道筋と在り様を語る。若さ故の語り落としもあるのだが、その心意気は憎くも愛したい。落合陽一はニュータイプだろう」
加藤陽子著『戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗』
富野監督コメント「ヒトはミリタリー好きなのです。戦場が見せる無慈悲さを知りながらも、この矛盾を乗り越えるためには、戦争への道と戦場の記憶を風化させない歴史観が必要なのです。21世紀の地球は戦争をするスペアがないからです。」
安田朗著『ガンダムデザインワークス』
富野監督コメント「安田以後に超えた奴がいるか!?」
小松左京著『果しなき流れの果に』(新装版)
富野監督コメント「一度はアニメ化を考えた作品。雄大で、今なお、時空を飛ぶ」
小梅けいと画、スヴェトラーナ アレクシエーヴィチ原著『戦争は女の顔をしていない 1』
富野監督コメント「この原作を漫画化しようと考えた作家がいるとは想像しなかった。瞠目する。原作者の覚醒をもって、極寒のロシア戦線での女性の洗濯兵と狙撃兵の異形をあぶり出した辣腕には敬意を表したい。それを漫画化した作者の蛮勇にも脱帽する。男性の政治家と経済人たちの必読の書である。女たちは美しくも切なく強靭であったのは事実なのだ。」
渡辺泰、松本夏樹、フレデリック・S・リッテン著、中川譲訳『にっぽんアニメ創生記』
富野監督コメント「活動大写真と絵が動くことを可能にした時代、想像力にあふれた先進の人びとはアニメに挑戦した!」
以上です。抜けているのがあれば、当ブログのコメントでも・ツイッターでリプでもいただければ。
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