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NHKの特集ドラマ『 黒蜥蜴(くろとかげ)-BLACK LIZARD-』、案外悪くなかった [アニメ周辺・時事]

 TwitterのTLで、富野監督が「軌道エレベーターがあり得ないと言った理由」についてのツイートがRT4000くらいになっているのを見かけたんだけれど。インフラにならないと、ではインフラになるには…って内容の。

 あの内容自体は、富野監督自身がインタビューで何回か言及しているので、目新しいものじゃない。
 例えばこのインタビューとか。これとか。

 でも4000RTされているってことは、それだけの人が「そういうことか」って思ったってことでしょ(勿論そうじゃない人もいるだろうけれど)。


 なんか、このブログが・良くても1日2000PVが限界の理由を垣間見た気がして(笑)。


 えー……。

 この前の休日、午前中に清張原作の『ゼロの焦点』(1961年版)を見まして。監督野村芳太郎、脚本橋本忍・山田洋二なので、安心して見始めたのですが。
 「おお、これが後に定番となる『崖の上での謎解き』か」などと思いながら。楽しめました。


 で、その後。午後からNHKBSで、『 黒蜥蜴(くろとかげ)-BLACK LIZARD-』が再放送されてましてね。

 なんだろコレと思って、見てみたのですが。

黒蜥蜴.jpg

 少年探偵団生まれ・天知版明智育ちのぼくにとっては、乱歩原作の映像化って「真面目にバカバカしいことをやる」が肝要だと思っているので。

 その意味で良かったー。
 「どうやって潜水艦(原作では小汽船)に乗り込んだんだろう?」とか、「人間椅子に閉じ込められたはずなのに、どうやって?」みたいな疑問にいっさい答えない潔さとかね(皮肉じゃなくて、マジで良かったと思っています)。

 近未来の設定で。
 「なんか近未来にする意味があるのかな?」と思っていたんですが、その設定によって、「変装」の仕様が変わる。黒蜥蜴のマークにも意味が出てくる。

 お、いいじゃん! と。近未来設定が生かされている。

 
 桜山陽子(原作明智いわく「親も身寄りもない孤児なんだよ。しかも少々不良性をおびたモダン・ガール」)のキャラ造形に、SF設定を一捻り加えたのも良い。
 正直、自殺を考えていた失業娘を替え玉に仕立てる原作明智より、この設定のおかげで・今回の明智は随分とマトモな人間になった気もする(笑)。

 ちょっと残念なのは終盤の、原作ではあるのに・今回のドラマではカットされたシーン。
 「NHKでどこまで映像化できるんだろう?」と楽しみにしていた「恐怖美術館」(美しい男女の人間剥製展示)と、その人間剥製に化けて待機していた警察官たち、というバカバカしさをそのままやってくれるかな、という期待が裏切られたこと。

 
 「賊のアジトに潜入した刑事たちが、なぜ人間剥製のフリをして待機しているのか…」と大半の読者は疑問に思うクライマックスシーンであろうが、むろん大乱歩は答えを用意している。



この捕物を充分効果的にするための、明智の指図であった。刑事とて、洒落を解せぬ朴念仁(ぼくねんじん)ばかりではないのである。



 朴念仁ではないのだ! ここも是非、映像で見たかったな… 
 

 ※文中の引用部分は、全て青空文庫版からのものです。




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