『多田くんは恋をしない』8話「雨女だったっけ?」が良かった(感想・レビュー) [アニメ周辺・時事]
えー。どうも。
今回もひと時お付き合いのほどを。
『多田くんは恋をしない』を毎週見ているわけですけれども。
7話目まではまあ、甘酸っぱい話だなと思いながらも・普通に楽しんで見ていたんですけれど。
8話『雨女だったっけ?』で、ちょっと、あっこれは本格的に面白いな、と思いまして。
それは話の内容そのものっていうより(ぼく年寄りなんでね)、カメラワークって言うか、プロの見せ方ってあるんだなーって思いまして。
それを思ったのが、あ。
いつもはキャプチャー使わないんですけれども、今回は画像がないとちょっと説明できないんで・使いますね。
テレサがよろけて多田くんが支えるシーンがあったんですけれども。
そこでなんか、素人の考えだったり…僕のようなね、素人の考えだったり・あとこれまでのアニメだったら、ここでカメラはズームになると思うんですよね。
ところが多田くんのこの回では、多田くんがテレサを支えたところでカメラが引くんですよ。
ドリーアウトって言うんですかね、「カメラがある」と仮定すると、三脚ごと動く感じでカメラがぐっと引くんです。
支えてから
引く
アニメでは・特に京アニの作品に多いと思うんですけれども、カメラがぶれたりすることで心情を表現したり、短いカットでカメラの位置や視点を変えて、結構トリッキーなアングルを使うのは実写よりもアニメに多い特徴だと思うんですよね。
ぼくが昔ブログでちょっと嫌だって言った、(アニメでは無いはずの)カメラに水滴が付くみたいな描写に代表されるように、実写よりアニメの方が「カメラを意識させる」画面って多いと思うんですよ。
で、今回の8話で。
ここでカメラを引くんだって言うね、アップにするんじゃなくて引きにするんだっ、て。
もうちょっと、「おっ」と思いまして。
その後も、Bパートでは引きの構図が結構続くんですよ。
これはまあ、星空を見せたいっていうのもあると思うんですけれども。こんな感じで。
これだけ引きの構図が多いのに、あるシーンだけ・どアップになる画面があるんですよね。
それがこれ。
テレサが多田くんへの恋心をはっきり意識するシーンだけ、目までのアップになるんですよ。
身体的に近づいたときのカメラは引きで、心情的に近づいた時はカメラが超ズームになるんですよ。
この後に印象的な引きの画面を多く使うために、ここだけアップにすることでメリハリが生まれていると思うんですよね。
あの多田くんを意識するシーンでは、もうわざわざ胸(心)のズームも入れて・しかも音楽を流してまで分かりやすく表現するんだって、ちょっとニヤついちゃったんですけれども。
いや、悪い意味じゃなくて。
こうやって素直に見せられるのもいいなって思いました。分かりやすく音楽のせるのも。
あのーちょっと話変わりますけれど、今放送している『信長の忍び』姉川編、短い時間でコメディーとシリアスの部分がすごく入れ替わるんですけれど、音楽が果たしている役割って、ぼくのような素人にも分かるほどデカイですよね。
閑話休題。今回の、テレサが自身の恋心を自覚するシーンにおける音楽の付き方も、視聴者にとっては気持ち良かったなあということです。
そしてそれにも増して、カメラワークが楽しかった回でしたね。
ちなみにもう『多田くん』について書くことはないでしょうから、それと多分若い方が見ている作品だろうなと思うので。
あの、老婆心ながらなんですけれど。
このアニメのコンセプトって、まあ多くの人はね、『ローマの休日』だろうなと思いますよね。
多田くんがカメラ好きなのも、多分『ローマの休日』と無関係ではないと思うし。
そんなわけで、『多田くん』が好きな人はですね、もしよろしければ・名作ですし有名ですし、未見の方は『ローマの休日』も見ていただけたらね、より『多田くん』も楽しめるんじゃないかと思います。
それではまたお会いしましょう。
今回もひと時お付き合いのほどを。
『多田くんは恋をしない』を毎週見ているわけですけれども。
7話目まではまあ、甘酸っぱい話だなと思いながらも・普通に楽しんで見ていたんですけれど。
8話『雨女だったっけ?』で、ちょっと、あっこれは本格的に面白いな、と思いまして。
それは話の内容そのものっていうより(ぼく年寄りなんでね)、カメラワークって言うか、プロの見せ方ってあるんだなーって思いまして。
それを思ったのが、あ。
いつもはキャプチャー使わないんですけれども、今回は画像がないとちょっと説明できないんで・使いますね。
テレサがよろけて多田くんが支えるシーンがあったんですけれども。
そこでなんか、素人の考えだったり…僕のようなね、素人の考えだったり・あとこれまでのアニメだったら、ここでカメラはズームになると思うんですよね。
ところが多田くんのこの回では、多田くんがテレサを支えたところでカメラが引くんですよ。
ドリーアウトって言うんですかね、「カメラがある」と仮定すると、三脚ごと動く感じでカメラがぐっと引くんです。
支えてから
引く
アニメでは・特に京アニの作品に多いと思うんですけれども、カメラがぶれたりすることで心情を表現したり、短いカットでカメラの位置や視点を変えて、結構トリッキーなアングルを使うのは実写よりもアニメに多い特徴だと思うんですよね。
ぼくが昔ブログでちょっと嫌だって言った、(アニメでは無いはずの)カメラに水滴が付くみたいな描写に代表されるように、実写よりアニメの方が「カメラを意識させる」画面って多いと思うんですよ。
で、今回の8話で。
ここでカメラを引くんだって言うね、アップにするんじゃなくて引きにするんだっ、て。
もうちょっと、「おっ」と思いまして。
その後も、Bパートでは引きの構図が結構続くんですよ。
これはまあ、星空を見せたいっていうのもあると思うんですけれども。こんな感じで。
これだけ引きの構図が多いのに、あるシーンだけ・どアップになる画面があるんですよね。
それがこれ。
テレサが多田くんへの恋心をはっきり意識するシーンだけ、目までのアップになるんですよ。
身体的に近づいたときのカメラは引きで、心情的に近づいた時はカメラが超ズームになるんですよ。
この後に印象的な引きの画面を多く使うために、ここだけアップにすることでメリハリが生まれていると思うんですよね。
あの多田くんを意識するシーンでは、もうわざわざ胸(心)のズームも入れて・しかも音楽を流してまで分かりやすく表現するんだって、ちょっとニヤついちゃったんですけれども。
いや、悪い意味じゃなくて。
こうやって素直に見せられるのもいいなって思いました。分かりやすく音楽のせるのも。
あのーちょっと話変わりますけれど、今放送している『信長の忍び』姉川編、短い時間でコメディーとシリアスの部分がすごく入れ替わるんですけれど、音楽が果たしている役割って、ぼくのような素人にも分かるほどデカイですよね。
閑話休題。今回の、テレサが自身の恋心を自覚するシーンにおける音楽の付き方も、視聴者にとっては気持ち良かったなあということです。
そしてそれにも増して、カメラワークが楽しかった回でしたね。
ちなみにもう『多田くん』について書くことはないでしょうから、それと多分若い方が見ている作品だろうなと思うので。
あの、老婆心ながらなんですけれど。
このアニメのコンセプトって、まあ多くの人はね、『ローマの休日』だろうなと思いますよね。
多田くんがカメラ好きなのも、多分『ローマの休日』と無関係ではないと思うし。
そんなわけで、『多田くん』が好きな人はですね、もしよろしければ・名作ですし有名ですし、未見の方は『ローマの休日』も見ていただけたらね、より『多田くん』も楽しめるんじゃないかと思います。
それではまたお会いしましょう。
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