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ラジオ『伊集院光とらじおと』5月24日放送分 今回の日大のアメフト事件について、もとアメフト選手だった有馬隼人さんの発言部分文字起こし [ラジオの話]

 どうも。サクサクいきます。

 タイトル通り、TBSラジオ『伊集院光とらじおと』の文字起こしです。

 お断りしておきますが、ぼくは今回のアメフトの事件に深い興味はありません。そもそも試合を見たことないですし。

 ただ一昨日の加害者選手の会見で、有馬さんの「ホイッスルは聞こえましたか?」という質問を、「ポエム質問」などと非難している方々が Twitter 上にいて。
 ラジオリスナーとして、それはちょっとひどいんじゃないかと思い、今日同番組で放送された有馬さんのコメントを文字起こしようと思ったのです。

 念のために。
 有馬さんは今回の一方の当事者である関西学院大学出身で、今回怪我をした選手と同じポジション・同じ背番号でした。
 一度TBSアナウンサーに入社してから、やはり思いを捨てきれず退職、社会人アメリカンフットボールリーグ選手として復帰した経歴を持っている人です。

 今回の文字起こしは、有馬さんの発言部分だけ。誤字脱字はご容赦ください。




(ここから文字起こし部分)
一昨日の日本大学宮川選手の単独の記者会見にも行きましたし、昨日の夜の日大側の辞任した監督と辞任するコーチの会見にも行きました。今、世の中は昨日のね、やっぱり日本大学側の会見の態度であるとか、あと広報担当の方の進行はどうなんだっていうところに注目が集まりがちですけど。

そこはこの本質とはちょっと違う部分なのでおいといてですね、宮川選手が一昨日喋ったことと、日大の監督・コーチが喋ったことが一致しているかどうか、ですね。
一致していないならば、どちらかが嘘ついていることになるわけですね。

昨日の夜の会見場で私は井上コーチに、宮川選手が話したことは嘘ではないですか、と。ただ宮川選手はやっぱり選手を潰してこいという言葉だけでなく、定期戦がなくなってもいいだろうとか、相手が怪我したらウチにとって得だろうと、そういう風に言われたと言っていましたがコーチも監督もそんな言葉は言ってないと、昨日言いました。
ということは、宮川選手が嘘をついたということですか、 嘘をついていたんですかと井上コーチに質すと、井上コーチはいや、宮川の言うことは合ってます、と。

ということは、井上コーチが嘘をついているんですかと聞くと、私は言っていることは嘘ではありませんと。というところになってしまったんですね。
ただ有耶無耶になってしまったという状況でした。

これは井上コーチが(加害者選手が)大事な選手で、これまで高校時代からの仲がありますから、育ててきたという思いがあるので、宮川選手は嘘をついていないんですと愛をもってね。救いたかったという一面は私は感じましたが。

ただやっぱり辻褄も合いませんし、言った言わないの世界に入っていきますので、そこはあの昨日コーチ・監督が話したことには大きな意味はなかったんじゃないかと私は感じてますね。

(伊集院さん・柴田さん・中村尚登さんのトーク。伊集院さんが、有馬さんの「ホイッスルは聞こえましたか」が重要な質問だった、とも)

内田前監督はもともとルールに基づいてプレーすることが大前提であると、そういう指導をしていると言い切りました。
そうするならばですね、宮川選手の話によると、監督の指示がコーチに降りてきて、コーチから監督の指示を聞いている、選手はそう思ってるはずなんです。
なのに、監督の指示がまっすぐ降りていないということになりますよね。

ですので昨日井上コーチには、監督の指示ではないことをコーチとして選手に指示したことはありますか、と聞きました。
すると井上コーチは監督の思いを汲んだ指示を出すことはある、と。そういう風に答えました。
その時点でですね、内田前監督がもしフェアプレー・ルールを守ることを徹底させようとしていたならば、そのいわゆるガバナンスですよね、チームの統治が効いていないということになりますし、選手とあまりコミュニケーションをとらないと言い切っている、練習も見に行ってないと言い切っている人が指示を出して、権力を持って指示を出しているということ自体に問題はあったでしょうし。

それをコーチが、井上コーチだけじゃなく各コーチがいわゆる思いを汲んで、選手に伝え、それは監督が言ってんだよと、言って聞かせていたというところに、ちょっとあのチームの中でやっぱり、おかしなことが起きてしまう根源があったのではないかと思いますけれどもね。

(伊集院さんのトーク)

究明しなければいけないのは、これまでいいプレーをしてきた選手が、なぜかあの時だけ大きくルールを破る反則行為をした、これはもっと大きな世界で言えばアメフト界でこれまでなかったようなプレーが生まれた、原因と背景は何なんだ。これを突き止めて初めて再発防止策が生まれるわけですよ。

昨日内田監督は、昔はね「殺せ」とか「ぶっ壊せ」とかそういう言葉は頻繁に言っていた、しかし私たちの頃は、40年代とか50年代とかいう表現はしていましたが、私たちの頃はこんな事件は起きませんでしたよ、昨日会見で言ってました。
ただそういう話は今はどうでもよくて、現に起きた事に関して、選手が、ルールを守れていた選手が、守れない状況を作り出してしまったこの状況に関して、その原因・背景をなぜ作り出してしまったか、そこに徹して分析をして、指導者であるならば分析して、こうだったかもしれない、ああだったかもしれない、正解は 分からないかもしれないですけれど仮説をたててですね、それを解決していくって姿勢を見せなければいけない。

それはもう日大だけじゃなくてスポーツ界全てにおける、社会全てにおけるメッセージとして必要だと思うんですよね。

それを避けてですね、宮川選手が言ったことを否定するばかりの会見になってしまったので、私は全く意味がなかったものだと思いますね。



 以上です。



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