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アニメ徒然 [アニメ周辺・時事]

 ぼくのところには来るな、夏。

 さて、えー。毎度のお運びありがとうございます。

 今日はちょっと、ぼくの頭の中にモヤモヤとある、でも順序だてて説明できない、そんなアニメ関連の考えをブチまけておこうと。簡単に。

 皆さんは文章にもなっていない言葉の羅列を読まされることになるんですよ!

 よろしければお付き合い下さい。


 最初。
 
 イノセンスなものへの憧れ。

 それが、宮崎は少女(ロリータ)に、押井は人形(ドール)に向いている。

 押井の攻殻が優れているとすれば、押井のイノセンス=人形への想いが、作品テーマと融合しているから。

 ところで富野には、これらイノセンスへの思い入れがない。

 良い・悪いではなく、そこが違い。
 ザンボットのラストシーンにおけるミチや、Vガンのマリアは母性の象徴であり、富野の関心はむしろそちらに向いている。

 ただ個人的には、物語のラストに母性を持ってくることは、男性クリエイターの限界を見せられているようで好きではない。


 イノセンスな存在について、もう1つ。

 幼女や人形など「最初から無垢なもの」ではなく、まあ言葉は悪いけれど・汚れている中にこそイノセンスなものがある、というようなアニメ作品はないだろうか、と思う。

 ベタで・しかも矛盾だらけだが、「純真なAV女優」のような存在がでてくるアニメである。

 と、ここまで書いて、あった。
 AV女優じゃないけれど。

 『GUNSLINGER GIRL』』の義体の少女達は、まさしくそのような存在だろう。しかも彼女達は、若くして壊れることが運命付けられているのだから。


 次の話題。 
 『おおかみこども』を、富野が褒めた件。

 「異例の大絶賛」と喧伝されているが、これって珍しいだろうか。
 確かにこれだけ長文で褒めたのは珍しいかな?

 でも富野って、漠然と作品やアニメ業界の状況を批判することはあるけれど(ex.萌えアニメを作るのでも本気で作れ)。具体的に作品名をあげて批判するのは自作と、それから自身が産みの親であるガンダムシリーズがほとんどで、後は数えるくらいしかないんじゃない?
 それこそ細田監督の『時かけ』と、有名なエヴァへの病人云々。それ以外になんかあったか?

 逆に富野が褒めている映画・アニメって結構ない? 高畑・宮崎作品、映画くれしん、SEEDだって「今の中学生を(ファンとして)獲得してくれた」と評価していたくらいだし。

 富野が名前をあげて批判するのは、ほとんど自作か、身内の作品だと思うんだけど。

 「異例の大絶賛」ってのは、イメージで書かれたミスリード…は言い過ぎか。確かにあれだけの長文は珍しいもんな。

 でも、他人の作品を褒めていることはたくさんあると思う。

 ここら辺、ぼくより記憶力があって資料も豊富な富野ブロガーさんが、実例をあげて記事にしてくれないだろうか。

 にしても、『おおかみこども』を富野があんな風に褒めるとはね。

 『おおかみこども』は劇中の時間経過の描写が巧みな作品。
 富野も『地球光』『月光蝶』で、「違和感のない時間の跳ばし方」について語っていたから、褒めるにしろけなすにしろ・触れるのはそこら辺だと思っていたんだけど。

 まさか「文芸作品」と来るとは。
 富野が「本作の前では、もはや過去の映画などは、ただ時代にあわせた手法をなぞっているだけのものに見えてしまうだろう」って書いているのに、過去作あげるのもなんだけれど。
 例えばそれこそ『風と共に去りぬ』だったり、読んだことも見たこともねーけど『ジェーン・エア』みたいなイメージなのかね、富野の中では。


 次。

 アニメ『ソードアートオンライン』と『はぐれ勇者の鬼畜美学』。

 一方は仮想空間に閉じ込められ、もう一方は仮想空間と現実を行き来出来る訳だが、「現実世界では持ち得ない力を保持し続けている」点において、実は2作品は同質である。

 で、ほとんどの人に共感して貰えないと思うけれど。

 「異世界トリップもの」において、対比となる現実世界が描かれていない作品は、何か根本的なものが欠けているような気がする。(『はぐれ勇者の鬼畜美学』も「能力が維持している」から、対比となる現実世界など実は存在していない)。

 それは、作品が面白い・ツマらないの話ではなく。
 姿勢というか、ポリシーというか。

 「アニメを作る」ってことは、それだけでも「ひと時の現実逃避の場を提供する」ってことなのに、そのアニメの中でもう1回・非現実世界に閉じこもってしまう二重構造に、嫌悪感がある。

 ここで対比として富野作品を出してしまうと、信者の盲信みたいに思われちゃうから、なんか別な作品にしよう。

 なんだ? メジャーな異世界トリップものって。

 そうだ。
 『犬夜叉』にしよう。

 かごめは犬夜叉のいる世界と高校生である元の世界を行き来出来る。
 こうした設定がどのような作劇上の理由で生まれたかは知る由もないが、こういう設定にぼくは、作品を世に出す人のバランス感覚の良さを見るのです。


 あ、もっと簡潔な言葉思い付いた。

 そこまでオタクに媚びるなよ! ってことです。

 念のために書いておくけれど、ぼくは両作品ともツマらないと言っている訳じゃないからね。実際、『ソードアートオンライン』は面白いと思っているし。


 次。
 アニメにおける「月」の歴史。

 これは、『戦姫絶唱シンフォギア』で「月が引っ張られて欠ける」(未見の人には? だろうけれど)シーンを見て思い付いたブログネタなのですが。

 アニメ、特にロボットアニメでは、月って色んなヒドい目にあっているんだよね。

 コロニーが落ちそうになったり、ギガノス帝国が独立国家作ったり、ベガ星人が前線基地にしたり。

 で、それを年表にしたら面白いかと思ったの。
 同じネタで「地球」をテーマにした記事は、昔のアニメ系ムックであったんだけれどね。

 ネットで調べたら結構出てきたんだけれど、内容にボリュームを持たせるには見ていないアニメも記事にしなくちゃ駄目で。
 それが嫌で、書くのをやめちゃいました。
 
 ちょっと勿体なかったかな。


 最後。

 この前、ネット上で久々に、雑誌ニュータイプの付録だったフォウのヌードポスターを見て思い出したこと。

 ぼくは学生時代、このポスターを部屋に貼っていたし、しばらくしたら同じくニュータイプの付録だったアニス・ファームのヌードポスターに貼り替えた。

 しかも部屋には他にも、音無響子さんの複製原画集「想い」のイラストを、全て貼っていた。

 これらのことから類推し、導かれる事実は何か?

 学生時代のぼくは、「女の子が部屋に来るかも」なんて・全く考えすらしない生活を送っていたってことだ。


 うわあああああぁん。


 ちなみにアニスより、桂美姫の方が好きでした。で、美姫よりメモリー・ジーンはもっと好きでした。

 

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