1~2クールのアニメが作られては消えする状況は、良い・悪いではない [アニメ周辺・時事]
前回の記事の、補足です。
現在の、1~2クールのアニメが作られては消え・作られては消え・している状況を、「良い・悪いではない」と前回記事で書きました。
実は、以前は「イヤだな」と思っていました。
責任の所在が不明になる「製作委員会方式」と合わさって、どうしても粗悪濫造のイメージがあったのです。
でもリスクを分散することで、野心作や・実験心溢れた作品が生み出される土壌ができたとも言えます。
また短いスパンでの放送は、アニメがただの娯楽として消費されていくだけで、「作品」は生まれないのではないかと考えていましたが、それも杞憂だったようです。
例えば『あの花』は10年後、アニメ史的には見る必要は無くなっているでしょうが、それでも見たとしたら10年くらいの「時間のふるい」には耐えうる作品だと思います。
逆に『まどマギ』は、10年後に初めて見た人がどんな評価をするのかは分かりませんが、アニメ史的には「押さえておきたい作品」として、見る人がいるはずです。
「娯楽として消費されるアニメ」だけではなく、「作品」は生まれていると思います。
もう1つ。
あるキャラクターを持て囃すけど、新規アニメが始まると前のキャラを忘れて新しいキャラに萌え萌え言う、これの無限ループ、みたいな感じも性に合いませんでした。
分かりやすく言うと、今AB!の天使ちゃん天使ちゃん言っている奴いる? 半年後にISのシャルについて語っている奴はどのくらいいるの? ってことなんです。
このブログをご覧いただいている方はご存じの通り、ぼく自身はいまだに20年前・30年前のアニメについて語っているアホなんでね。
キャラでも、ちょっと酒が入っているとアップルやアニス・ファームについて書いちゃおうとするし。「分かる人少ないから、読んでいただく方が退屈しちゃう!」と思って自制するけど。
しかし「キャラの賞味期限」にしても、『マクロスF』で3年もったし(すでに過去形でいいよね?)、『けいおん』キャラは3年経ってもまだ継続中だし、これくらいもてば充分かな、と思います。
だから、「今は1~2クールのアニメ多いな」ってのは非難ではなく、まあ、年寄りのノスタルジーなんですよ。単純にね。
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責任の所在が不明になる「製作委員会方式」と合わさって、どうしても粗悪濫造のイメージがあったのです。
でもリスクを分散することで、野心作や・実験心溢れた作品が生み出される土壌ができたとも言えます。
また短いスパンでの放送は、アニメがただの娯楽として消費されていくだけで、「作品」は生まれないのではないかと考えていましたが、それも杞憂だったようです。
例えば『あの花』は10年後、アニメ史的には見る必要は無くなっているでしょうが、それでも見たとしたら10年くらいの「時間のふるい」には耐えうる作品だと思います。
逆に『まどマギ』は、10年後に初めて見た人がどんな評価をするのかは分かりませんが、アニメ史的には「押さえておきたい作品」として、見る人がいるはずです。
「娯楽として消費されるアニメ」だけではなく、「作品」は生まれていると思います。
もう1つ。
あるキャラクターを持て囃すけど、新規アニメが始まると前のキャラを忘れて新しいキャラに萌え萌え言う、これの無限ループ、みたいな感じも性に合いませんでした。
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