富野がロカルノ国際映画祭で名誉豹賞を受賞 [富野監督関係]
今日は短く幾つか。
富野が、スイスのロカルノ国際映画祭で名誉豹賞を(スゴイ名前だな)を受賞しましたなー。
まあ、だからどうって訳でもないんですが。
ぼくは『イデオン』が日本アニメ史上最高傑作だと思っているので、いや嘘、ドラえもんかも知れぬ、とにかくイデオンを見る人が1人でも増えれば嬉しいのですが。
でも今回の受賞で、「へー富野って人がロカルノ名誉豹賞をとったんだー。じゃあイデオン見てみようかな。発動篇も見なきゃ」って人、いないでしょ?
好奇心で数十時間を費やす人は、なかなかいないのであります。
映画なら2時間くらいだから、反応あるかもしれないけどね。
いずれ詳しく書くつもりですが、ま、そこがアニメが教養になりきれないところなのです。
これが映画だったら。
そしてこれがロカルノ国際映画祭なんて初めて聞くような映画祭ではなく、アカデミー賞ならば。
しかし現実として、富野は「映画監督」ではなく「アニメ監督」なのであり、アカデミーをとったのは宮崎なのであります。
権威大好き日本人は、マイナーな映画祭の賞なんて反応を示さないのであります。
日本の各賞は、富野にもっと名誉を与えておかないと、外国で先に評価されて、とんだ恥をかくことになりかねませんよ、と負け惜しみを書いておこう。
後は非アニメで2つ。
今ちょうど流れているからもう先週の放送になるのか、先週の伊集院の放送でボロクソに言われていたかわいこちゃんマネージャーこと下尾さん、本当可哀想にね。その下尾ちゃんの結婚式の写真が、グラビアタレントのブログに出ていますなー。
旦那もイケメンだ!
もう1つ。前にも書いたことがあるが。
ネットでよく見かけるのだが、エラソーに他人の日本語の誤りを正してみたり、「もっと日本語を勉強しようね」などと書いている奴を見かけると、ヤレヤレという気持ちになる。
わたしはライターという職業柄、日々「書く」ことに直面している。
ま、こうやってブログを書く分には、「俺は文才がある!」と自惚れているわけだが、実際には仕事上で日々、「俺ってなんで語彙がないんだろう」「どうして陳腐な言葉しか出てこないのだろう」と悶々としているのである。
で、明らかに「文章を書く」ということに正面から向き合っていないのに、上記のような偉そうなセリフをぬかしている奴を見ると、諦めのような怒りのような感情がわいてくるのだ。
で、ここで何を書きたいかというと、「書く」という行為に正面から挑んでいる官能小説作家の方々の努力の結晶をまとめた、『官能小説用語表現辞典』という本の紹介である。
このブログはアフィリエイト目的ではないので、もちろん、リンク先であるアマゾンから買ってもらう必要はない。
むしろぼくは書店に愛着を持っている人間なので、書店で手に取ってもらえると嬉しい。
例えば。
「赤い傷口」「朝顔」「羞恥の首府」「泥濘」「鮪の赤身」「インゲンマメ」「肉体のベル」「本体」「赤ン坊の耳たぶ」「クロワッサン」
これ全て、官能小説内の女性器の呼称である。
作家の表現力、そして日本語の豊かさは素晴らしいですな。
ところでアタクシ、明後日からネット環境の無い田舎に帰省いたします。2週間後くらいに、またお会いしましょう。
富野が、スイスのロカルノ国際映画祭で名誉豹賞を(スゴイ名前だな)を受賞しましたなー。
まあ、だからどうって訳でもないんですが。
ぼくは『イデオン』が日本アニメ史上最高傑作だと思っているので、いや嘘、ドラえもんかも知れぬ、とにかくイデオンを見る人が1人でも増えれば嬉しいのですが。
でも今回の受賞で、「へー富野って人がロカルノ名誉豹賞をとったんだー。じゃあイデオン見てみようかな。発動篇も見なきゃ」って人、いないでしょ?
好奇心で数十時間を費やす人は、なかなかいないのであります。
映画なら2時間くらいだから、反応あるかもしれないけどね。
いずれ詳しく書くつもりですが、ま、そこがアニメが教養になりきれないところなのです。
これが映画だったら。
そしてこれがロカルノ国際映画祭なんて初めて聞くような映画祭ではなく、アカデミー賞ならば。
しかし現実として、富野は「映画監督」ではなく「アニメ監督」なのであり、アカデミーをとったのは宮崎なのであります。
権威大好き日本人は、マイナーな映画祭の賞なんて反応を示さないのであります。
日本の各賞は、富野にもっと名誉を与えておかないと、外国で先に評価されて、とんだ恥をかくことになりかねませんよ、と負け惜しみを書いておこう。
後は非アニメで2つ。
今ちょうど流れているからもう先週の放送になるのか、先週の伊集院の放送でボロクソに言われていたかわいこちゃんマネージャーこと下尾さん、本当可哀想にね。その下尾ちゃんの結婚式の写真が、グラビアタレントのブログに出ていますなー。
旦那もイケメンだ!
もう1つ。前にも書いたことがあるが。
ネットでよく見かけるのだが、エラソーに他人の日本語の誤りを正してみたり、「もっと日本語を勉強しようね」などと書いている奴を見かけると、ヤレヤレという気持ちになる。
わたしはライターという職業柄、日々「書く」ことに直面している。
ま、こうやってブログを書く分には、「俺は文才がある!」と自惚れているわけだが、実際には仕事上で日々、「俺ってなんで語彙がないんだろう」「どうして陳腐な言葉しか出てこないのだろう」と悶々としているのである。
で、明らかに「文章を書く」ということに正面から向き合っていないのに、上記のような偉そうなセリフをぬかしている奴を見ると、諦めのような怒りのような感情がわいてくるのだ。
で、ここで何を書きたいかというと、「書く」という行為に正面から挑んでいる官能小説作家の方々の努力の結晶をまとめた、『官能小説用語表現辞典』という本の紹介である。
このブログはアフィリエイト目的ではないので、もちろん、リンク先であるアマゾンから買ってもらう必要はない。
むしろぼくは書店に愛着を持っている人間なので、書店で手に取ってもらえると嬉しい。
例えば。
「赤い傷口」「朝顔」「羞恥の首府」「泥濘」「鮪の赤身」「インゲンマメ」「肉体のベル」「本体」「赤ン坊の耳たぶ」「クロワッサン」
これ全て、官能小説内の女性器の呼称である。
作家の表現力、そして日本語の豊かさは素晴らしいですな。
ところでアタクシ、明後日からネット環境の無い田舎に帰省いたします。2週間後くらいに、またお会いしましょう。
初めまして
あなたも中々に偉そうですよ(笑)
by ky (2009-08-17 01:52)
初めまして。
そうですね、中々にエラソーです、ぼくも。
by 坂井哲也 (2009-08-18 23:54)
はじめまして。定期的にROMってます。
僕も官能小説用語表現辞典もってます(単行本ですが)。
が、今回坂井さんが女性器の呼称をピックアップしてくれたおかげで、
単語単体では何もそそられないことが分かり、とてもありがたかったです。
リーンの翼DVD付録で御大が「ラーメンは食ってみなけりゃ旨いか不味いかわからねぇだろ」(意訳)と言っていたのを思い出しました。
で、ちょっとお尋ねしたいんですが、官能小説用語表現辞典のちくま文庫は「逆引き」できるんでしょうか?
単行本では逆引きが出来ないので(まぁあの内容で逆引きするのは難しいですが)不便でした。もちろん辞典ではなく読みのもとしては十分面白いのですが。
by 上原マリ尾 (2009-08-19 06:00)
はじめまして。読んでいただきありがとうございます。
官能小説用語表現辞典、馬鹿馬鹿しくも作家さんの苦心の跡が見えて、面白いですよね。
お尋ねの件ですが、逆引きって、例えば「魚の血合い」という言葉から「陰唇」にたどり着く、ってことですよね(違ったらごめんなさい)。
その意味での完全な逆引きはありません。
索引もないんですが、ただ巻頭に、体の各部位別に分けて全「用語表現」は目次として付いています。
ただ体の部位別になっているので、先に書いたとおり、逆引きとして使うには不便です。
by 坂井哲也 (2009-08-19 22:59)
ジャンルの豊かさと不毛を同時にあらわしてる素晴らしい本ですよね。
「擬音」とか面白すぎて最高です。
「逆引き」の件、教えていただきありがとうございました。
by 上原マリ尾 (2009-08-20 05:45)