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「富野由悠季の世界」展・富山会場の富野監督×細田監督対談、YouTubeで配信中 [富野監督関係]




 「富野由悠季の世界」展【スペシャル対談 富野由悠季監督×細田守監督】/富山会場開幕記念 in 富山県美術館が、今月4日からYouTubeで配信されています。未見の方は、下の動画からYouTubeの該当ページで見てください。




 12月7日午前2時の段階で、まだ7千回再生にも達していない…
 富野監督と細田監督の組み合わせで、どういうことなんだ…

 まあ詳しい内容は、実際に見ていただくとして。


 富野監督と細田監督は対談したこともあるし、

 富野監督は細田作品に対して好意的な評価をしていることが多いから。

 例えば
 「『時をかける少女』の印象に関して言えば、基本的に悪くなかったですからね」とか、

 「富野由悠季:『おおかみこどもの雨と雪』を異例の大絶賛」など。

 だから結構噛み合った会話になるだろうな、とは予想して見始めました。


 また、『サマーウォーズ』のパンフに、
 細田監督は大家族が舞台となっている作品として『ザンボット3』を例に挙げていたらしいので(らしい、というのは・ぼくは実際にはパンフを見ていない)。

 『ザンボット3』の話になるのか、と思っていたら。富野ファンとして印象深かったのは、『ダイターン3』の話に時間を割いていたことですね。


 富野監督が『ダイターン3』のユーモアに苦心したことは、今までも何回か語っているけれども。

 例えばムック『キャラクターランド』における吉田豪さんとの対談では、


『ダイターン3』では、手を変え品を変え作ってみたけど、そんなのは2年、3年も続けられない。死んじゃう


 と振り返っています。

 まあ、『ダイターン3』を「ギャグ」と言うところに、「ぼくとは考えが違うな」とか思ってしまいますが(笑)。

 どなただっけ…大昔にさ、たぶん『ニュータイプ』で「ユーモアとギャグの違い」を書いていた方がいて。エッセイのコーナーだった記憶があるから、とりさんかゆうきさんだよな、たぶん。記憶あやふやだけれど。

 まあ、意味もなく体が爆散したり、死んだり、今のアニメで言うと『おそ松さん』はギャグアニメ。
 ぼくの中では、『ダイターン3』はユーモアですよね。ギャグではなく。

 1話に見られた軽妙洒脱さが、途中の回でも数回見られたらな…


 話が逸れた。

 「ダイターンに四苦八苦した分、シリアスなガンダムは楽だった」ってのは面白い話でした。


 でも富野監督は、その後ザブングルやエルガイムの前半では・コメディ路線に再度挑戦していたはずだし。

 それにもう、『キングゲイナー』や『Gのレコンギスタ』は・もはやシリアスとかユーモアなんて区別できない、魅力的な混然一体さを醸しているからね。


 そういやGレコと言えば、今回の対談でさあ。

 富野監督が「ガンダムを作らなくて20年経つ。『ガンダムの富野』はとっくの昔に死んでいるはずなんです」みたいなことを、「G」と書かれた帽子をかぶって言っていて、ちょっと悲しくなっちゃったよ。

 いいじゃん、「ガンダムの富野」なんて。
 もはや縮小再生産が止まらないガンダム世界なんて、富野監督には狭すぎる。

 
 もうガンダム以外の作品をどんどん作っていただきたい。Gレコだって、ガンダムの看板がなければ、もっと売れていたかもしれないよ?


 あと今回の対談で印象深いのは、ファーストガンダム1話における、「シートを外すシーン」の話かな。

 あの見過ごしてしまいそうなワンシーンに、富野監督がそれほど意図を込めていたとは。

 ということは、ですよ。


 「ガンダムを覆っているシートを外す」で思い出すのは、『逆襲のシャア』のオープニングシーンじゃないですか。
 チェーンがシートを外して、タイトルがバーンと出ますよね。

 今回の対談を聞いてからだと、あの印象的な逆シャアの冒頭シーンって、ファースト1話のリフレインなのかな、と思っちゃいますね。「アムロ最後の物語」だから、ガンダムの1話を再現したのかしら。


 それと、最後の「子育ては親育て」の話ね。

 『バケモノの子』はまさにそんな話の一面があるし、細田監督へのサービスだったかもしれないけれど。

 今必要なのはむしろ、(したいけれど)結婚も子どもを持つこともできない、「かつて子どもの頃にガンダム見ていた大人たち」へのメッセージだと思うんだけれど、そこは富野監督、興味ないのかな。
 視点はいつも子どもに向いているからなあ…
 興味ないだろうな…



 最後にこの動画、期限書いてないけれど・期間限定じゃなくアップされっぱなしなのかしら。






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