ドキンちゃん暴言集：富野とかＢＬＯＧサイト2：SSブログ

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ドキンちゃん暴言集　[アニメ周辺・時事] [編集]

　毎度の来訪ありがとうございます。

　えー、よくね、よくでもないか。

　あの、アニメ界一の悪女は誰か、なんて話題になりますとね。

　まず名前が出てくるのが峰不二子ですよね。
　これは泥棒だし、お宝のためにはルパンを裏切るし。何より美女ですしね。

　ま、「美女である」ってのは、悪女の絶対条件です。

　当ブログらしくガンダムに触れておくと、ファンの間ではニナ・パープルトンの人気がないですよね。

　ガイキチのカテ公さんを別格にすれば、ニナが悪女ってことになってる。

　0083にはシーマ・ガラハウって悪女も出てきますが、どうもニナの方が評判悪い。
　まあ、2人の男の間を行ったり来たりするのが、ピュアな男性の反感を呼ぶんでしょうな。

　しかしぼくの見たところ、『アンパンマン』のドキンちゃん。これもかなりの悪女ですね。

　ぼくが子どもの頃って、『アンパンマン』のアニメなんてなかったんですよ。
　だから親になって、初めて子どもと付き合って見るようになった。

　そして、「オイオイヒドいなドキンちゃん」と。

　ドキンちゃんも悪女の例に漏れず、男(バイキンマン)を振り回し、そして可愛い。

　鶴ひろみさんの声でおねだりされたら、そりゃもう、ね。鮎川！　鮎川！　99段？　100段？　Like or　love?

　そんなわけで今回の記事では、ドキンちゃんの暴言をちょっとだけ集めてみました。

【バイキンマンが】ドキンちゃん暴言集【可哀想】

　まずは『アンパンマンとドキンちゃん』から。初登場回です。

　初対面で、バイキンマンに言い放ったセリフ。
「とにかくわたしはあんたのお客さまなんだから、言うこと聞いてくれなくちゃ駄目よ。あーわたしお腹がすいたわ。オレンジジュースとハンバーガーが欲しいな」

　実は理由になっていない「理由」(お客さまだから)を提示して服従を強要、すぐに具体的な要求を出すとは。なんだか熟練の詐欺師の臭いすらします。

　初登場時のドキンちゃんはキレキレで、武闘派でもあります。

　偶然会ったチーズとバタコさんを

「気に入らないわ！」

　と一蹴、

　槍で刺します。

　ま、相手を小さくする槍なんですが。

　もちろん、初めて見るアンパンマンにも容赦ありません。

「なんだ、アンパンマンって甘そうな奴じゃん」

　駄洒落？
　そして槍を構えます。

「―アンパンマン、小さくおなり！」

　さてドキンちゃんは周知の通り、悪女である一方、しょくぱんまんに対しては恋する乙女です。

　次は『アンパンマンとぱんどろぼう』より。
　ドキンちゃんがしょくぱんまんに初めて会って、恋をする回です。

　しょくぱんまんに対して

「まあ、素敵なうえになんて優しい方なの」

　と一目ぼれするドキンちゃん。しょくぱんまんの前では、ばいきんまんを

「あら、わたしあなたなんか知らないわ」

　とアッサリ裏切ります。
　恋する乙女は非情ですね。

　さてそんな恋心が暴走し、ぼくがこの記事を書く動機になった回が、『アンパンマンとナプキンさん』です。

　しょくぱんまんを手当てしているナプキンさんを見て、何かを思いつくドキンちゃん。バイキンマンにお願いします。

ドキンちゃん
「わたし、看護婦さんになりたいの」

バイキンマン
「え、ドキンちゃんが看護婦さんに？」

ドキンちゃん
「そして、しょくぱんまん様の怪我の手当てをしてあげたいの」

バインキンマン
「怪我でもしてるの？」

ドキンちゃん
「ううん。元気よ」

ずっこけるバイキンマン。

バイキンマン
「それじゃ手当てのしようがないじゃない」

ドキンちゃん
「おバカね。だから相談しているんじゃない」

バイキンマン
「あ、そうか！　しょくぱんまんを怪我させればいいんだね」

ドキンちゃん
「あら、察しがいいじゃないの」

　愛ゆえに愛する人を傷つける…トリュフォーか、あるいは危ないストーカーの匂いがちょっとします。

　でもドキンちゃんは、ちゃんとしょくぱんまんのことを心配しています。
　バイキンマンに念押し。

ドキンちゃん
「ちょっと転んでもらうだけでいいんだからね」

　しかしです。バイキンマンはナプキンさんに惚れて、しょくぱんまん・アンパンマンに挑む気を失います。

バインキンマン
「なんだかイタズラなんかしちゃいけない気がしたんだ」

ドキンちゃん
「イタズラ?!　わたしはただしょくぱんまん様に包帯してあげたいだけじゃないよ！」

　長いシリーズだと、その間にキャラクターの性格が変わることもあるでしょう。
　おそらく、この時期のドキンちゃんが一番ヤバいのだろうと考え、『アンパンマンとナプキンさん』収録巻、及びそこに近い巻のDVDを借りてきました。

　余計な説明はしませんので、以下をお楽しみ下さい。

『アンパンマンとふたごの流れ星』
「ねがえ星とかなえ星、ロマンチックねえ。ねえバイキンマン、わたしねがえ星とかなえ星が欲しい」

『アンパンマンとナンドバッド』
「あーあ、これじゃあ宝が手に入るまで時間がかかりそうね。（バイキンマンが）帰ってくるまで寝ーてよっと」

『アンパンマンとこむすびまん』
「ねえバインキンマン、桜の花はどこ？」
「だから言ったでしょ、花見に来たって桜なんか咲いてないって。まだこんな寒いんだから」
　寒風が吹き、くしゃみをするバインキンマン。
「イヤよイヤよ。わたしは満開の桜が見たいの。ピンクの雲みたいな一面の桜…そしてわたしは桜の女王さま」
「なーに言ってんだろうねえ…」
「バインキンマン、わたし桜が見たい。満開の桜、山いっぱいの桜、今すぐ桜を咲かせてー!!」

（バイキンマンにつかまり、木に吊るされたこむすびまん）
こむすびまん
「桜は暖かくなって、咲きたくなったら咲くでござんす。無理やり咲かせるなんて桜の花がかわいそうでござんす」
ドキンちゃん
「あらあら生意気なことを言うのね。(こむすびまんをじっと見て)…ねえバインキンマン、おむすび食べたい」

『アンパンマンと木の精みどりちゃん』
　島の神様に化けて、木こり（のこぎりと斧のキャラ）を騙すドキンちゃんとバイキンマン。
バイキンマン
「ここに俺さま達の家を作ることにした。お前達にも手伝ってもらおうか」
ドキンちゃん
「うーんとうーんと大きい家を作るのであるぞ。この辺の木をぜーんぶ切ってもらいましょう」

『つばき姫とこどもまつり』
（バイキンマンの歌を聞いて）
「はいはい、お上手お上手」

『アンパンマンとめいろのくに』
（アンパンマンを吹雪で攻撃するドキンちゃん、バイキンマン）
バイキンマン
「アンパンマンの氷漬けの出来上がりだ」
ドキンちゃん
「冷凍アンパンって超マズそう」

『アンパンマンと雪の精フルフル』
（スキーをしたいドキンちゃん。スキー姿で春の丘に立つ。当然雪はない）
ドキンちゃん
「あーっ、つまらないつまらないつまらない。どうして春なんて来るのかしら」
（略）
ドキンちゃん
「バイキンマン、もう1度冬に戻して」
「スキーができるまで、ここを動かないから！」

（雪がありそうな渓谷に移動するバイキンマン。しかし雪はまばら）
ドキンちゃん
「何よこの雪。これじゃスキーができないじゃない」
バイキンマン
「ちょいと少なすぎたかな」
ドキンちゃん
「バイキンマン、雪降らせてよ」

『アンパンマンとピザパイむすめ』
（てんどんまん、かまめしまん、かつどんまんが喧嘩している様子をモニターで見ているバイキンマン＠バイキン城）
バイキンマン
「腹減ったな、メシはあいつらにするか。ねえドキンちゃんは何食べる？」
ドキンちゃん
「あたしピザパイ」
バイキンマン
「え？　ピザ？　どこにあるの？」
ドキンちゃん
「探してきてよ」
バイキンマン
「もうせっかくあいつらが歩いているんだから、丼にしようよ」
ドキンちゃん
「いやならいいわ、出て行ってもらうから」
バイキンマン
「ドキンちゃん、ここは俺さまの城なんだぞ」
ドキンちゃん
（シナを作って）「じゃああたし、コーヒー入れて待ってるから。早く帰ってらしてね」

　最後は可愛らしいセリフで締めてみました。

　暴言は探せばまだまだあると思うけど、取りあえず以上です。

　ジャイアンの暴言を集めたトランプがあるけど、ぜひドキンちゃんでも出してくれないかな。

　ジャイアン暴言トランプは紙質に難があるので、発売の際はそこだけ改善していただきたい。