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おじさんになってもアニメを見ていていいですか?(上目遣い) [アニメ周辺・時事]

 もう昨年のことなんだけど、定期的に訪れているブログさんを読んだら、面白い記事がありまして。

 要するに、おっさんになってアニメを見続けるのが厳しくなってきた、って内容なんだけど。

 キャラクターの名前が覚えられないとか、色々負担になるとかね。

 そうだよなあ、年をとってもアニメを見るには「理由」がいるよなあと首肯して読んでいて、あれっ何で俺は「アニメを見る理由」を求めないんだ? と我ながらビックリしたんだよね。

 以前の記事でも書いたように、例えばぼくは昨年31本の「新作」テレビアニメシリーズを全話視聴している。

 普通のオッサンが見る本数ではない。
 しかも新作なのだから、「子どもの頃が懐かしくて」と言ったノスタルジーは言い訳にならない。

 それに実際、社会人になって家庭を持って・時間の制約が厳しくなると、アニメ視聴は必ずしも「楽しい趣味」ではなくなってくるしね。

 ぼくはダメ社会人だから、就寝時間は午前2時~3時と遅い。
 帰宅するのは午後10時くらい。風呂入って、カミさんから子どもの様子など聞いて、酒飲みながらご飯食べて、大体日付けが変わる(そりゃ太るわ)。

 フリータイムは2時間か、無理して・睡眠時間を削って3時間。

 アニメ以外にラジオ、見たいテレビ、本、映画、ブログ書きなどがあり、基本的に時間が足りない。

 また仕事で疲れていると、どうしても楽に見られるバラエティー番組などを優先してしまう。では、ハードディスクに溜まる一方のアニメはどうするのか。

 休日の前夜、子どもも嫁も寝静まった深夜から明け方にかけて、一気見することになる。これはもう「作業」であり、娯楽ではない。

 「キャラクターの名前が覚えられない」なんてのは当たり前。

 それどころか。

 例えば『アイマス』くらいキャラが多いと、最初っから名前なんて覚えようともしない。
 「双子」「沖縄」「シリアス」「こども」「ちあキング」「おでこ」「埋没ぎみ」「主役?」「ボーイッシュ」「高貴・不思議」「みき(漢字不明)」みたいな認識の仕方なんですよね。中高生の頃じゃ考えられない。

 あ、そう。中高生の頃には考えられない、といえばもう1つ。

 今のぼくは、OPとED早送りで飛ばしますからね。

 昔は友達がED飛ばそうものなら「バカ、EDは情報の宝庫だろ。演出は誰か、作監は誰か、そこを把握しないでどうすんだよ素人が」などと言っていたのが今は過去。


 こんなだらしねー見方になっているのに、何故ぼくはアニメを見続けているのか。
 というよりも、大人になって・作業になっているのに、アニメを見続けることに何故「理由」を求めようとしないのか。

 うーん。

 バカだから?
 まあ、一番の理由はそこだよね。

 ねー。映画を見るのと同じように、ってのは嘘だよな。
 映画を見ることは隠さないけど、アニメ見ていることはナイショにしているもんね。会社には。


 個人的にだけど、「アニメを見続ける理由を求めない理由」(我ながらバカっぽい言葉だ)は多分、2つある。

 1つは20年以上前。

 宮崎勤事件が起きて、今では想像すら出来ないほど「アニメをたくさん見る」って行為が白眼視された時に、「それでもいいや!アニメ面白いし」と見続けた時点で、ぼくの「選択」は終ったのだと思う。

 それ以来、宮崎事件・それに伴う世間の偏見、よりも強い「アニメ視聴をやめる理由」に出会っていないからね。

 あの頃のアウェー感に比べたら、「視聴にあてる時間が少ない」「アニメを見ることが作業になっている」など、アニメ視聴をやめる理由には全くならない。

 もう1つは。

 これは全てにおいてそうなんだけど、何かの行為に二次的な理由を付けるのが、すごく嫌いなんです。

 美味しいから飲む、美味しいから食べる。
 それだけでいいのに、やれ赤ワインは体にいいとか、あの食材は血液がサラサラになるとか、うるせーと思っちゃうんだよね。黙って食え。まずけりゃ食うな。

 女性誌の見出しで「SEXでキレイになる」なんて見ると、バカじゃねーの気持ち良いから・盛っちゃうからヤるんだろ、そこに変な理由付けんなよ、と感じると思うんです、皆さんも。え? そうでもない?

 ま、ぼくは感じるんです。
 そして、万事につけてそうなんですよ。

 アニメ見るのに理由はいらん。見るのがツマラナクなったらやめる。他に楽しいことが出来てもやめる。

 でも、積極的にやめることはしない。

 そもそもぼくは。

 「生きていること」自体がさして楽しくもないのに、積極的にやめることはしていないんだからね。

 だったら、昔から好きだった行為、アニメを見ることと文章を書くことくらいは。
 
 



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