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オマエラいいから『アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち』を見ろ! [その他]

 えー今日は。当初書く予定だった話をすっ飛ばして。
 本日見てきた映画の話を。

 『アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち』

 泣いた。例えや大げさに書くのではなく、本当に泣いちゃった。

 内容は、公式サイトから、以下のようなものである。

 「メタリカ、スレイヤー、アンスラックスといった現在活躍する人気バンドに大きな影響を与えたバンド、アンヴィル。
 しかし、当の彼らだけはスターダムにのし上がることなく、その存在を忘れられていたが・・・。地元でしがない仕事をしながらバンドを続け、いまだ名声と富を獲得する夢をやめないリップスとロブのうだつの上がらない生活、しかし、どんな苦境に立たされても楽観的に現実を乗り越えようとするバンドの姿と、少年の頃より育んできた友情と絆、そして半ば愛想を尽かしながらも長年彼らを見守りサポートしてきた家族やファンたちの姿・・・」

 ぼくはメタルどころか、音楽にもそんなに興味はない。

 しかし、伝わってくる。たまらん。
 陳腐な言葉で言うと、夢を諦めずに継続する。不恰好に、不細工に。

 安定した仕事に就き、毎日過不足ない・平穏な日々を送っている恵まれた人達が、この映画をどう評するか、ぼくには分からない。

 でも、不安定なライターなんて根無し草商売をしているぼくには。

 見る前から、胸に迫ってくるだろうことは分かっていた。

 そして実際に見て。やっぱり胸に迫った。

 繰り返し書くけど、泣いた。

 言葉にすると、格好悪くなっちまう。
 とにもかくにも、見て欲しい。
 
 そしてこの映画に涙腺が緩まないやつとは、お近づきになりたくない。

 ラスト、救いが日本にあることも良かった。エライぞ、日本のロックファン!

 見終わった後、頭に浮かんだのはなぜか、傑作漫画『自虐の詩』のラストフレーズだった。

 

 幸や不幸はもういい
 どちらにも等しく価値がある
 人生には明らかに 意味がある


 
 感動した映画を自分の言葉で語れないのはナントモだが、いいんだもんね。
 もうなんでもいい。興奮冷めやらぬ。

 4月中旬にはセルDVDが出ますが、一度も見ていない映画のDVDを買いはしないと思います。なかなかね。
 
 だから、3月5日にはレンタルが始まるので、ぜひ見てください。

 映画館で見たぼくは勝ち。勝ち。劇場で見逃した人は残念ながらDVDで見てください。
 それでも見ないまま人生を終える人よりは、勝ちです。


 男達は格好良いわけでもない、憧れの的になるわけでもない、歌詞は聴いている限り恥ずかしい、でもそれでもいいんだってば! 間違いなく傑作の映画。 

 多くの人に、見て欲しいです。

 予告編はこちら。
 
 


 最後にもう1度。見てください。

 

富野を知るにはこれを買え


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コメント 3

都市色

こんにちは。
「アンヴィル〜」、僕も評判は聞いていて、是非行きたかったのですが、田舎の映画館ではかからなかったのです…。
DVD出るんですね。
観たい。

芽が出ないで燻り続けていても、やり続けていればきっと何か意味があるのだと思います。
by 都市色 (2010-03-02 02:12) 

坂井哲也

都市色さん、コメントとniceありがとうございます。
もし近くのレンタル店に並んでいるのを見かけたら、ぜひ観てください。

ちなみにぼくはこの映画で初めて「アンヴィル」というバンドを知ったので、帰宅してから「都市色さんはレビューしているだろうか?」と過去記事を検索してみました。ぼくにとって一番信頼できるレビューなので。

ちなみに見つけられなかったんですが、書かれてはいないですよね?


by 坂井哲也 (2010-03-02 02:40) 

坂井哲也

inunekoさん、NICEありがとうございました。

by 坂井哲也 (2010-04-02 21:54) 

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