どうも。ひと時お付き合いのほどを。
今回は今まで通り、こちらのブログで。

キングゲイナーといえば名シーンが色々あります。





その中の一つが・例のこっ恥ずかしい告白シーンだと思います。
敵は「氷の運行部長」ことカシマル・バーレーが操るプラネッタ。そのオーバースキル「表層意識を声にして周りに解放する」を打ち破るため、ゲイナーくんはサラへの愛情を告白するわけですね。


「サラのことはもっと知りたいんだ」
「サラを抱きしめたいんだ」
「ぼくは君を、ぼくのものにしたいんんだ」
「力いっぱいのキスを、どこにも、ここにもしてみせます」


 まあ恥ずかしいセリフのオンパレードを、みんなが聞くわけです(サラのリアクション可愛い)。印象深い告白シーンだと思います。

 このシーンが放送される前、雑誌『TV Bros.(テレビブロス)』2002年10月12日号に掲載されたガンダム特集・富野監督のインタビューを読むと、実はこの告白は・富野監督が描きたかった重要なシーンなのではあるまいかと思えてきます。

 このブロスにおけるガンダム特集は、セイラ・マスに2ページが割かれています。富野監督のインタビューも、「富野由悠季、セイラを語る」と銘打たれています。

 当時はキングゲイナーの放送が始まったばかりで、富野監督は次のように語っています。


インタビュアー
監督はセイラだけでなく、Vガンダムのカテジナのような強烈な実体感を持った女性キャラも生み出していますが


富野監督
それにはすごく大きなテーマがあります。
(中略)
あからさまに言えば、セックスを含めて、どう女性と接すればいいかということ。カテジナもクェスも、男の欲望に全くリアクションを起こしてくれないんだけど、欲望を満たすためには絶対向こうからのリアクションがない限りありえないわけです。
(中略)
『キングゲイナー』のために、ロシアに行ったんですが、田舎の娘さんは、健やかに自然にセックスアピールをしているし、 男も真面目に相手の目を見て口説いているんですよね。
(中略)
『キングゲイナー』でも、 ロボットものという中に、そういうテーマを込めて、真剣に女を口説けるようになろうよと。エクソダスとはそういうことなんです」(同誌65P)


実際のところ、劇中のゲイナーはサラの目を見て告白していませんし、それどころか自分の告白が全世界に広まってるとは想像していなかったので、「相手の目を見て口説いている」わけではありませんが……

あのように熱量を持って、女性を口説けと言う富野監督からの発破なのかもしれませんね。ハードル高すぎるけれど。


にしても、15年以上前のアニメについて、さも現在放送中のように・当たり前に語り始めたな俺……


こちらでも富野作品関連のブログを運営しております。よろしければ。



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