どうも。もう午前3時になるのか…
このたび、ハルキ文庫『果てしなき流れの果に』の帯コメントを富野監督が書きましたね。
ハルキ文庫『果しなき流れの果に』の新装版が2018年6月15日リリースされます。
— 小松左京ライブラリ (@SakyoLibrary) 2018年6月10日
帯のコメントは富野由悠季監督。
「一度はアニメ化を考えた作品。雄大で、今なお、時空を飛ぶ」
とのメッセージをいただきました。
https://t.co/AJpNjcR8TX#小松左京 pic.twitter.com/tjYX5zp903
で、今まで富野監督がどんな本の帯にコメントを寄せていたのか、ちょっとネットで調べようと思い。
グーグルで関連ありそうな言葉を入れて検索していたら。
ある本がヒットしましてね。この本。
この本の中で、富野監督のコンテに関して触れている箇所があるのですが、富野好きな皆さんはご存じなのかしら。
この本の中の、日本テレビ版『ドラえもん』を手掛けた新倉雅美さん(日本テレビ動画元社長、拳銃密輸で逮捕。富野とは『夕焼け番長』などで接点あり)に関する章で。
岡迫亘弘さんがインタビューに答えていて、富野監督についても少し触れているんだよね。
で、その肝心の内容なんですが。アフィをポチして買ってほしい…ところだけれど、Googleブックスってプレビュー機能があるんだね。初めて知った。
Googleブックスで下のように検索かけると、該当部分読めます。
しかし便利すぎるけれどいいのか、この機能。
初期の富野コンテに関する・積極的評価ではない業界関係者の言葉は今までも読んだことあったけれど、これはなかなか強烈だな(笑)
まあ修行時代でもあったのでしょう。
この本、プレビュー部分を読み進めましたが・かなり面白いです。
実写系のプロダクションからアニメ界に戻ってきた当時の富野監督が、新倉さんの仕事を始めた理由の1つも明確に分かります。
富野関連の資料としても読めて良かったです。
で、えーと。せっかく調べたから、富野監督が書いた帯を紹介しておくか。見つけた分だけ。
『安田朗ガンダムデザインワークス』の
「安田以後に超えた奴がいるか!?」とか、
唐沢さんの『犬ガンダム宇宙編』
犬ガンダム (宇宙編) (角川コミックス・エース (KCA154-2))
- 作者: 唐沢 なをき
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/04/26
- メディア: コミック
「『舐めろ! 尻を』という本音はいい。(中略)ああ、わたしは変態です。」などは(すごいな)、
富野作品に関連している書籍だから、繋がりは分かりやすい。
『石垣純哉 仕事集~ROBOの石~』にも
「クリエイターが生真面目でどうする?!
しかしっ、石垣はそれでもここまで出来た。
それは凄いぞ! 石垣! マジでいい!」
と帯コメントを寄せています。
最近では、現代の魔法使いの本に帯コメント書いていますよね。
あと風変わりなところでは、「架空アニメのイメージ・アルバム」をコンセプトにしたCD『+-Beast-』にも。
「メビウスの迷宮を突破するのは、これを聴いてしまった君に課せられた宿命かもしれない。 ここのサキソフォンはそれを要求し、ピアノやトランペットやチェロが黒羊たちを撹乱しようと欲望する……その映像を海のような音節のなかに語りかけるのだ。」
と富野監督は書いています。
このCDだけ実際の画像確認できなかったけれど、帯…に書いたんだよね?
とりあえず見つけたのはこれくらい。
他にもありましたら、情報お寄せいただいたら追加しておきます。
※6月13日追記 情報いただきました! ありがとうございます。
ブログのコメントでは写真添付できないのでこちらから失礼します。パッと思いつく富野の帯コメはこれですかね。2005年発売の角川選書「世界神話事典」です。今のところ確認できたのはこれだけですが、他にもあった記憶はありますね。「封印作品の謎」ちょっと確認したくなりました。 pic.twitter.com/n76H1Je9wv
— さとまる@人間の出来損ない (@damegano) 2018年6月12日
これか…
アマゾンの説明によると「ファンタジーをはじめ、伝説、昔話、お伽噺といった物語の原点は神話にある。神話をひもとけば、民族や文化のルーツ、人間の心の深層が見えてくる」という本だそうです。
※7月1日追記
1位はララァだよな、池田貴族さんが降霊させて決まったんだから…と思ったところで、あの本の帯も富野監督だったことを思い出した。ブログに追加しておこう……
— 坂井哲也 (@sakaitetsu) 2018年7月2日
池田貴族著『G‐1 GRAND PRIX』
「貴族の降霊術がここに真の対決を可能にした。笑え! 怒れ! その情念がバトルフィールドを炎に染める!!」
※8月16日追記 情報いただきました! ありがとうございます。
@sakaitetsu もう完全に忘れ去られた話題だと思いますが、富野の帯コメを見つけましたのでご報告いたします。2011年発行の亀井敬史著「平和のエネルギートリウム原子力2」に富野からの帯コメがありました。 pic.twitter.com/VAjtLlSam1
— さとまる@人間の出来損ない (@damegano) 2018年8月14日
この本は「2」で、1冊目は『平和のエネルギー―トリウム原子力 ガンダムは“トリウム”の夢を見るか?』。
「ガンダム」の名前が付いているんだけれど、ネットで調べた限りでは1冊目の帯は富野監督じゃないみたい。
平和のエネルギー―トリウム原子力 ガンダムは“トリウム”の夢を見るか?
- 作者: 亀井敬史
- 出版社/メーカー: 雅粒社
- 発売日: 2010/09/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
平和のエネルギートリウム原子力II 世界は“トリウム”とどう付き合っているか?
- 作者: 亀井敬史
- 出版社/メーカー: 雅粒社
- 発売日: 2011/10/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)