1部終了、ニュースを挟んで2部スタート。
 改めて富野紹介。


富野
こちらこそどうぞよろしくお願いします。


 ゲスト再度紹介。
 曲の時間。吉崎さんチョイスは『銀色ドレス』。

 吉崎さん、曲の思い出を語る。吉崎さん誕生年=Z放映年。


富野
これだけ年代が違っちゃうと、あーそういう風にあの、なんて言うか真正面から受け止めて・ちゃうんだっていうんで、困ったもんだなとも思いますし(吉崎さんの笑い声)。
だから、こそ、やっぱりその公共に向けて、発表するものっていうのは用心深く作らなくちゃいけないなっていう意味では、ちょっとその手抜きの意識もあったんで、うーんって、今ものすごく痛いっていう感情があります。


 クラタスの今後の方向性を話すお2人。
 倉田さんはライバルが出ないのが悩み・怒り。吉崎さんは敵側のロボットに技術を供給したい。


富野
吉崎さんのように、ロボットに興味を持ったからと言って、外見(そとみ)、ハードウェアの方じゃなくてプログラミングの方に行く、せん、先行で考える世代がようやく出てきたっていうのが嬉しかったと同時にぼくにしてみると、うわーここまで待たなくちゃいけなかったのかっていうのがちょっとリーチとして、長すぎたっていう意味では、日本のきょ・あの、戦後教育、の問題っていうのを感じるなあってところもあります。
それであのー、だからホントにそういう意味では嬉しかったし、その倉田さんが吉崎さんと一緒にこうやって仕事してくれるのが、あのーホントにそういう意味ではいい選択ができてるからホントに嬉しくも思っています。
問題なのはもう先ほどからも出ているように、さあこれをビジネスとして、あの自分達の生業にしていくために、あの可能なのかこのジャンルで、っていうところがまだまだ見えていかない部分でもあるし、だからといってこういう形であのー、やっぱり見え始めている部分もあるので、もう少しその、うろうろする、つまり暗中模索の中を進むんだろうけれども、もう少・ちょっとだけ、億劫がらずに頑張ってもらいたいなっていう気がします。


 倉田さんはビジネスに直結しなくてもいい、自由なところで創作する人間がいてもいいだろう、と。


富野
あのね、いや倉田さんのような意見を聞くのは本当に初めてだからつくづく思うんだけれども、やっぱり鉄に、鉄にこだわったっていう部分の気質、みたいなものを凄く感じますね。単純にぼくは自由論としては聞けないの。
ああやっぱり土着。土着の感覚って言うのはこういうところにあるのかも知れないなって感じがすごくして、今の発言嬉しかったですね。
あのアメリカ人の言っている自由と違うの。どうも、匂いとして。そういう感覚があると思う。
で、それはまさにその鉄、っていうものにこだわっている、そのー彫刻家、なのかもしれない。と言うよりやっぱり鍛冶屋だなー。
あの鍛冶の持っている、あのー鉄を使うということの鍛冶の持っている、土着性っていうのは、やはりあのー、い、稲作文化でも、やる、農耕具を作るところで人類史が、刻み込んできた要するに技術史っていうのはぼくはかなり深いものだと思っているんで、やっぱりそういうものがこういう形で継承されているっていうのを、嬉しいし、そういう人がこういうことを言うのかって部分が、やはりその今の時代、の人だなって思える部分があるので、ホントお世辞ではなくって今、あのちょっと違うその匂いを感じました。
だからホントにあの、お好き、お好きに頑・やって下さい(語尾突き放すように・ステージ笑)。
ただ鉄に寄り添っているわけだから、それほどね好きにできないんですよ。あの材料に振り回されるんです。で、その規制があるからこそ逆に言うと、自由、にやっていいじゃないですかって言ってるんですよ。
ホントにすいません。上手にお話ができなくて。ホントにゴメンね。


 これで倉田さんと吉崎さんがゲストの「由悠季の部屋」終了。

 

 

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