声優番組の昔話。 [アニメ周辺・時事]
どうも。
よろしければひと時お付き合いのほどを。
今日は、資料にあたったりネットで確認をとったりしないで、気の向くままに昔ばなしをしたいと思います。確度のほどはご容赦いただければ。
気の向くままに書いても、読める文章になってしまうのがぼくの素晴らしいところだが……だったら世に出てるわ。
えー、現在はA&G枠なるものがある程に「声優ラジオ群雄割拠の時代」(マルC・ノルソル)なわけだが、しかし声優さんのラジオ番組は昔からあった。
おっさんのぼくより更に上の世代のナチチャコパック(野沢那智さんと白石冬美さん)とまでは言うつもりはないが、90年代にはすでに声優ラジオが溢れていたように思う。
小森まなみさんのラジオを含めるかは微妙だが、例えばアニメトピア…はもう90年代には終っていたか、アニメスクランブルや林原めぐみさんのTBNなど長寿になった番組は多数あった。
近年では・と言っても何年か前だが…おぎやはぎのラジオが聴取率週間にまどマギ特集を放送して、強力な裏番組ナイナイに数字で勝ったことが話題になった。
そういや中村繪里子さんが、この放送きっかけでまどマギ見始めたというエピソードは面白かった。
聴取率週間に声優さんをゲストで呼ぶのは、それこそ90年代にはよくあったように記憶している。今では聴取率週間でも頑なにゲストを呼ばない伊集院光でさえ、当時は林原めぐみさんを招いたりしていたのだ。
だからくだんのおぎやはぎのラジオの時は、「なんだか久々だな」感があった。
これがテレビとなると、ちょっと事情が変わってくる。今でこそ金朋さんのようにテレビに出たり、声優さんが音楽番組に出ることもあるが、昔は特番で見るくらいで、しかも扱いもリスペクトが感じられないようなものだったと思う。
ぼくは、まだ一つの役ならまだしも、「悟空やってください、次は悟飯を。おーすごい。じゃあ鉄郎と鬼太郎もお願いします」という流れが好きではない。
例えば森繁がゲストで来たら、「夫婦善哉の、御茶漬け作るシーンやってくださいよ。それから次郎長三国志の、森の石松が死ぬシーンもお願いします。ぼく大好きなんです」などと言う無礼者がいただろうか。
しかもどの役もほぼ同じ声なのを聞いて、「声同じじゃん。演技下手だな」とかいうバカなネットの書き込みを見てしまったら、ぼくの怒りはどこに向かえば良いのか。
あくまで個人的史観だが(大袈裟だね)、声優のアルバムが売れているらしい・と普通の取り上げ方をテレビでされたのは、林原さんが嚆矢であったように思う。勿論エヴァ前。
無論以前から、いじ・いじ・いじいじいじ意地悪ばあさんのスラップスティック(野島昭生さん、古川登志夫さん、古谷徹さんほか)などがあったけれど、現在の「声優もやっていて歌手もやっています」の本格的勃興は、90年代にあるのではないか。
番組から発生してアイドル的な人気になる男性声優グループは……NG5もこの時代くらいか…
例えばもう少し時代が前(だよね?)のダンクーガ獣戦機隊のライブを見ると、番組関連の曲以外は声優のオリジナル曲とかではなく・いわゆる普通の歌謡曲などを歌っていて、まあ過渡期だったのだろう。
現在大きなアニソンイベントで歌手が持ち歌以外の曲をカバーするのとは、意味が大きく異なる。
テレビの話に戻そう。
近年では声優の冠番組、例えばBSではLISP(懐かしいな…)、地上波ではスフィアの冠番組があったが、初の声優専門のテレビ番組は・これはもうハッキリしている。
まだBSとかCSがなかった時代の「声・遊倶楽部」(本当はナカグロではなくハートマーク)である。
番組自体が初だと謳っていたから。
実際にはローカル番組で先行した番組があったようだが、これはもう声の大きいものが勝ちなのかも知れない。
例えばぼくが何回か言っているように、日本初のOVAは押井の『ダロス』ではなく、発売日ではタイトルも忘れたロリコン作品が先だと30年ほど前のアニメディアの小さな記事に書かれていた記憶があるが、もう確かめようもない。だから今のところダロスである。どうにかならぬか。
先の「声・遊倶楽部」では、ゲストに声優を招いた他、今で言うガヤというか、ワンギャルのようないやそれは違うし今でもない、まあ・つまりひな壇に声優の卵達がいた。
卵とは言っても実際にはもう売れているか、事務所が売ろうとしている若手だったのだろう。小西寛子さんがいたように思う。覚えているメンバーは、加藤光さんと柳原みわさん。
司会は山寺宏一さんと三石琴乃さんで、この番組は全部見たはずだが、ハッキリ記憶していることは初回で・三石さんのイヤリングが落ちて慌てていたことである。
ぼくは何故そこだけ覚えているのか…
エンディングでは、若い女の子3人が歌っていた。事務所かレコード会社が売り出そうとしていたのかも知れない。
気になって今ちょっと調べたら、3人中2人はアーツ所属だったのか。おいおい1人は、PSのZガンダムでライラの声をあてているぞ。
この番組、ED曲のサビ部分の歌詞は今でも覚えているが、要約すると「21世紀はすごくなりそう」みたいなことを歌っていた。
つまり21世紀直前、まだ20世紀の時代に放送されていた番組だったのだ。
よろしければひと時お付き合いのほどを。
今日は、資料にあたったりネットで確認をとったりしないで、気の向くままに昔ばなしをしたいと思います。確度のほどはご容赦いただければ。
気の向くままに書いても、読める文章になってしまうのがぼくの素晴らしいところだが……だったら世に出てるわ。
えー、現在はA&G枠なるものがある程に「声優ラジオ群雄割拠の時代」(マルC・ノルソル)なわけだが、しかし声優さんのラジオ番組は昔からあった。
おっさんのぼくより更に上の世代のナチチャコパック(野沢那智さんと白石冬美さん)とまでは言うつもりはないが、90年代にはすでに声優ラジオが溢れていたように思う。
小森まなみさんのラジオを含めるかは微妙だが、例えばアニメトピア…はもう90年代には終っていたか、アニメスクランブルや林原めぐみさんのTBNなど長寿になった番組は多数あった。
近年では・と言っても何年か前だが…おぎやはぎのラジオが聴取率週間にまどマギ特集を放送して、強力な裏番組ナイナイに数字で勝ったことが話題になった。
そういや中村繪里子さんが、この放送きっかけでまどマギ見始めたというエピソードは面白かった。
聴取率週間に声優さんをゲストで呼ぶのは、それこそ90年代にはよくあったように記憶している。今では聴取率週間でも頑なにゲストを呼ばない伊集院光でさえ、当時は林原めぐみさんを招いたりしていたのだ。
だからくだんのおぎやはぎのラジオの時は、「なんだか久々だな」感があった。
これがテレビとなると、ちょっと事情が変わってくる。今でこそ金朋さんのようにテレビに出たり、声優さんが音楽番組に出ることもあるが、昔は特番で見るくらいで、しかも扱いもリスペクトが感じられないようなものだったと思う。
ぼくは、まだ一つの役ならまだしも、「悟空やってください、次は悟飯を。おーすごい。じゃあ鉄郎と鬼太郎もお願いします」という流れが好きではない。
例えば森繁がゲストで来たら、「夫婦善哉の、御茶漬け作るシーンやってくださいよ。それから次郎長三国志の、森の石松が死ぬシーンもお願いします。ぼく大好きなんです」などと言う無礼者がいただろうか。
しかもどの役もほぼ同じ声なのを聞いて、「声同じじゃん。演技下手だな」とかいうバカなネットの書き込みを見てしまったら、ぼくの怒りはどこに向かえば良いのか。
あくまで個人的史観だが(大袈裟だね)、声優のアルバムが売れているらしい・と普通の取り上げ方をテレビでされたのは、林原さんが嚆矢であったように思う。勿論エヴァ前。
無論以前から、いじ・いじ・いじいじいじ意地悪ばあさんのスラップスティック(野島昭生さん、古川登志夫さん、古谷徹さんほか)などがあったけれど、現在の「声優もやっていて歌手もやっています」の本格的勃興は、90年代にあるのではないか。
スラップスティック CD-BOX (初回限定生産盤DVD付)
- アーティスト: スラップスティック
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2006/03/15
- メディア: CD
番組から発生してアイドル的な人気になる男性声優グループは……NG5もこの時代くらいか…
例えばもう少し時代が前(だよね?)のダンクーガ獣戦機隊のライブを見ると、番組関連の曲以外は声優のオリジナル曲とかではなく・いわゆる普通の歌謡曲などを歌っていて、まあ過渡期だったのだろう。
現在大きなアニソンイベントで歌手が持ち歌以外の曲をカバーするのとは、意味が大きく異なる。
テレビの話に戻そう。
近年では声優の冠番組、例えばBSではLISP(懐かしいな…)、地上波ではスフィアの冠番組があったが、初の声優専門のテレビ番組は・これはもうハッキリしている。
まだBSとかCSがなかった時代の「声・遊倶楽部」(本当はナカグロではなくハートマーク)である。
番組自体が初だと謳っていたから。
実際にはローカル番組で先行した番組があったようだが、これはもう声の大きいものが勝ちなのかも知れない。
例えばぼくが何回か言っているように、日本初のOVAは押井の『ダロス』ではなく、発売日ではタイトルも忘れたロリコン作品が先だと30年ほど前のアニメディアの小さな記事に書かれていた記憶があるが、もう確かめようもない。だから今のところダロスである。どうにかならぬか。
先の「声・遊倶楽部」では、ゲストに声優を招いた他、今で言うガヤというか、ワンギャルのようないやそれは違うし今でもない、まあ・つまりひな壇に声優の卵達がいた。
卵とは言っても実際にはもう売れているか、事務所が売ろうとしている若手だったのだろう。小西寛子さんがいたように思う。覚えているメンバーは、加藤光さんと柳原みわさん。
司会は山寺宏一さんと三石琴乃さんで、この番組は全部見たはずだが、ハッキリ記憶していることは初回で・三石さんのイヤリングが落ちて慌てていたことである。
ぼくは何故そこだけ覚えているのか…
エンディングでは、若い女の子3人が歌っていた。事務所かレコード会社が売り出そうとしていたのかも知れない。
気になって今ちょっと調べたら、3人中2人はアーツ所属だったのか。おいおい1人は、PSのZガンダムでライラの声をあてているぞ。
この番組、ED曲のサビ部分の歌詞は今でも覚えているが、要約すると「21世紀はすごくなりそう」みたいなことを歌っていた。
つまり21世紀直前、まだ20世紀の時代に放送されていた番組だったのだ。
内田彩フォトブック Pretty&Loud years(書籍扱い)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2018/03/30
- メディア: 大型本
南條愛乃フォトブック Summary of Jolmedia
- 作者:
- 出版社/メーカー: 学研プラス
- 発売日: 2017/11/28
- メディア: 単行本
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