伊集院さんによる大谷翔平選手インタビュー概要 前編 [ラジオの話]
TBSラジオ『伊集院光とらじおと』の2月21日放送では、ゲストが北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手でした。
ぼくはオーデカ時代からの伊集院さんリスナー、そして日ハムファン。
これは記録のために、文字起こししておこうと思いました。
番組を聞くだけでできるお仕事、ってやつですね。誰にも頼まれてないけれど。もちろん仕事できたら受ける。マネーによるがねイヒヒヒヒ。
インタビュー場所は日ハムキャンプ地の国頭村。野球施設の外の「野っ原みたいなところ」(By伊集院さん)だったそうです。
初の屋外バッティング練習
まずは名護球場で見たバッティングについて聞く伊集院さん。伊集院さんはこの時のバッティングを、番組の冒頭で「40年間野球を見てきた中で、今まで見たこともないようなホームランを連発していた」と感心していました。
大谷選手「初めての外だったので、どんな感じかなと思いました。まずまずだったかなと思います」
伊集院さんが思わず笑いながら「あれでまずまずなんですか?」と聞くのも当然で、大谷選手はこの日41スイングして13本柵越え、しかもその内7本は場外弾です。
「良いところもあったが、初めての屋外で感覚が違うところもたくさんあった、初めてにしては良かったです」と答える大谷選手。
「大谷翔平がパーフェクトだと思ったら何Mとぶのか?」と伊集院さん。
大谷選手「レフト方向に思い描いているように打てている時は、飛距離じゃなくて良い率が残るし、しっかりホームランも打てるんじゃないかなと思うので、今日だとちょっと強引さが勝っているのかなと思います」
そして話題はWBC辞退の理由となった怪我について…
伊集院さん「今の調子はどうなんですか?」
大谷選手「徐々にやってきて、本来ならもっと実践に入ってという感じだと思うんですけど、初めて外で打ったりとか遅れている部分はかなりあるので。足首の状態だけでいうならかなり良くなってきていると思いますし、やれる部分は増えてきているんじゃないかと思っています」
伊集院さんはここで、日ハムファンとして、プロ野球ファンとして大谷選手に会ったら伝えようと思っていた言葉を言います。
「WBCを休んでくれて、ちょっとありがとう、と思っているんです。勇気いるじゃないですか。不完全でも、出ちゃえば皆納得するかもしれないなって中で、勇気出して、ここは止まって頂いてぼくは感謝しているんですね。やっぱり勇気いりましたか」
大谷選手は次のように答えます。
「やっぱり出たいという気持ちの方が強かったですし、多少痛くてもやれることはやれるので、出たいなという気持ちはあったんですけど」
「球団もそうですし、トレーナーもそうですし、やっぱり止めてくれる方達が周りにいたので。1人だけの判断なら出ていましたけど、そういう色んな人がいて、色んな意見を聞いて。止めてくれる人達がいたので、そこは感謝してますし。勿論WBCに出られないのは申し訳ないんですけど、そういう人達がいたのは有り難いと思いました」
栗山監督の反応は
大谷選手「やっぱり出たいだろうって。ぼくは出たいですって話をずっとしてたので。それでもやっぱり状態があがってこなくて、シーズンで思ったようにできないんだったら、ここは出るところじゃないんじゃないかと」
「去年の段階から、良くなるか良くならないか分からなかったですし、良くなるような方向性を見つけ出して、やっていこうという話はしていたので。
ただ可能性が残っている限り、去年の段階で『出ません』ということはぼくの中ではしたくないというかできなかったので、何とかできるような可能性を探しながらきたんですけど。そろそろ決めないといけないなということで」
結果として、球団や監督と相談して辞退を決めたそうです。
「監督という存在を越えながら、『栗山さん』個人としての考え方ももらえるので、そこも感謝しています」
※中編はこちら。
※後編はこちら。
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