タモさんも富野も同じことを言っていたので、やはり一流に触れるのがいいらしい。 [富野監督関係]
今回はちょっと一休み。Gレコ関連は。
この前の日曜、23日か。黒木瞳さんがゲスト回のヨルタモリを見ていたら。
宮沢りえさんから「あまり聞いたことがない人は、ジャズはどんなものから聞けばいいのか?」と質問されたタモリさんは、次のように答えていました。
全てのジャンルで『入門編』はありえない。
ウィスキーならウィスキー、私初めてだからなんか入門(向けの)はありますかと言われると、ぼくはないって言いますね。できれば若いうちに、経済的に許すことができるならば、なるべく最高の料理・最高の酒を飲んでおいた方がいい。そうはいかないけども。
と言うことは、頂点を極めれば、裾野が広がる。
頂点を極めないから、あーだこーだ言ってこれはダメ、あれがいいということになる。頂点を極めてしまえば、どんなものでも良くなる。良く見えてくるし。許すことが出来る。
だから入門編はありえない。
ぼくはこの話を聞いて、富野の話を思い出しました。
週刊大衆の公式ツイッターが、1週間ほど前に次のようなことを呟いていました。
本日の名言⑨富野由悠季さん。
「二流しか見てないと、実は何にもわからない。量見てても。だから一流がまさに目利きを育てるんだろうなとは思います」(2011年12月『週刊大衆 人間力』取材時)
本日の名言⑧富野由悠季さん。
「昔、呉服屋の丁稚には、一番最初に一番いいものを触らせる。そうすると、そのあとは下のことを教えなくてもランク付けができる。僕は、いまでもそうだと思う」(2011年12月『週刊大衆 人間力』取材時)
これと同じ話は何回かしているはずで、ひびのたわごとさんでも資料を見つけました。
以前、演出家志望の人たちの前で富野さんが江戸時代から続く呉服屋の話をしたんです。「丁稚奉公に入った人は、良い生地とそうでない生地を見分けるために、三年間本物だけ触らせられた。本当に良い生地だけ三年間触っていると、偽物との区別は自然につくようになる。君たちは本物を見ろ、アニメなんか見るな」という話をされたんですよ。それは良いことを聞いたと思って、三年間見ないでいたら本当に効果があった。
話しているのは河森さんです。
「なぜ若者は一流を知るとよいのか」の結論は両者でちょっと違う気もしますが。
でも行動の結論は同じ。タモさんも富野も言っているなら、真実なんでしょうね。
参考までに、富野が言っている一流(の芸能)って能や歌舞伎のことです。
もう資料探すの面倒なのでソースは勘弁して欲しいんだけれど・明日仕事なのに今午前3時半だよ、富野は「能を見なさい、歌舞伎を見なさいというのにスピルバーグで満足しちゃう」って言ってたから。
俺おっさんだけれど、どっちも見たことないし見る気もないや。
にしても、アニメ関係者・しかも富野と河森っていう一線級の両者による「本物だけを見る=アニメを見ない」。この自己否定感!
酒が例に出たから、ついでに書いておくと。
個人的には例えば「ウィスキー初心者がラフロイグを、日本酒初心者が三方菊を飲むのはどうなのか?」と思わないでもないけれど、だからぼくは十流なんだろうなあ。
若い頃から貧乏で、一人暮らしの時は白米にテキトーなおかず一品とか、半額弁当ばかり食べていたからね…
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